アットホームは10月2日、「不動産のプロに聞いた!『資産性の高いマンションか見極めるポイント』ランキング」を発表した。調査は2024年6月28日~7月5日、マンションの売買仲介業務に携わっている全国のアットホーム加盟店464店を対象にインターネットで行われた。
条件・設備編 1位は「管理状況」67.0%
不動産のプロである不動産会社に、資産性の高いマンションか判断する上で重要な条件・設備を聞いたところ、「管理状況」が67.0%だった。不動産会社のコメントでは、「管理が悪い建物は将来的に価値が低くなる」というコメントが多数寄せられた。そのため、内見時はマンションの管理状況を把握するのが良さそうだ。
2位は「修繕積立金が適正である」がランクインした。不動産会社からは「将来、修繕積立金が増えるリスクがある」、「修繕積立金が適正よりも大幅に低い場合、修繕されないまま価値が下がってしまう可能性がある」などのコメントが見られた。事前に建物の修繕計画などを確認し、修繕積立金の将来計画を把握しておくことで資産性が高いかを見極められそうだ。
3位は「外観や内廊下がメンテナンスされている」だった。不動産会社からは、「見た目も価値に影響する」というコメントが見られ、住まいの中だけではなく、共用部分にも目を向けて確認すると良さそうだ。
周辺環境編 1位は「最寄り駅との距離」72.8%
資産性の高いマンションか判断する上で重要な周辺環境を聞いたところ、1位は「最寄り駅との距離」で72.8%だった。不動産会社のコメントでは「駅からの距離が10分以内だと資産性が高い傾向にある」などのコメントが見られ、最寄り駅との距離は資産性に影響を与えることが多いようだ。
2位は「周辺環境の充実性(スーパーマーケットやコンビニなど)」で51.5%だった。不動産会社からは「高齢化が進む中で、交通や買い物等の利便性が大事」などのコメントが多く見られ、住む期間なども踏まえて考える必要がありそうだ。
続いて3位は「エリアの人気」が50.6%で3位にランクイン。不動産会社からは、「人気のエリアであれば将来売却する際にスムーズ」という意見もあった。人気エリアであれば、さほど時間がかからずに売却できるケースも多いようだ。