“日本一のコント師”を決める大会『キングオブコント2024』の決勝が、12日(18:30~21:56)にTBSで生放送される。準優勝した2022年以来、2年ぶり2回目の決勝進出を決めたお笑いコンビ・コットン(西村真二、きょん)に意気込みを聞いた。
今年も『お笑いの日』(12日14:00~21:56)のフィナーレとして開催される『キングオブコント』。決勝進出を決めたのは、cacao(初)、ダンビラムーチョ(初)、シティホテル3号室(初)、コットン(2)、ニッポンの社長(5)、ファイヤーサンダー(2)、や団(3)、ラブレターズ(5)、隣人(2)、ロングコートダディ(3)の10組(エントリーナンバー順、カッコ内は決勝進出回数)。史上最多エントリー数3139組の頂点に立ち、17代目キングの称号と優勝賞金1000万円を手にするのはどの組か。
――決勝進出が決まった心境をお聞かせください。
きょん:めちゃくちゃうれしいです。去年悔しい思いをしたので。本番で小道具のミスがあって、1年間悔いが残っていたので、そういったところも慎重に今回は表現できて結果が結びついたと思っているので、ノーミスで気持ちよく楽しく、肩の力を抜いてできてよかったです。
西村:2年前のリベンジをするときが来たという思いです。僕らの周りには一生(2022年の優勝者)ビスケットブラザーズがこびりついているので(笑)。目の前で紙吹雪が舞って、浜田(雅功)さんが「ビスケットブラザーズ!」って高々と言っていたのが、走馬灯じゃないですけど、たまにふと。あの分岐点が大きく、今回は呼ばれる側に回りたいという思いで準備してきたのでうれしいです。
――2年前の決勝から自分たちがパワーアップしたと感じている点は?
きょん:初めて決勝に行かせてもらったとき、僕は女装を2本やらせてもらったんですけど、今回それとはまた違う憑依芸が見せられるかなと。そこの幅がパワーアップしていると思います。
西村:2022年をきっかけにテレビとかいろいろ出させてもらえるようになったんですけど、あの日から劇場の数を減らしたことはなく、どんなに忙しくても劇場を優先してきたので、劇場力、コント力はさらに磨きがかかっているし、そこに2回目という経験値もあるので、それがうまく融合されたらいいなと。前回は初出場でがむしゃらに準優勝を勝ち取りましたが、今回は冷静に優勝を取りに行きたいなと思っています。
――優勝への期待もあり、プレッシャーもあったと思いますが、そこをはねのけて決勝に行けたのは、ずっと劇場に立ってきたという自信が大きいのでしょうか。
きょん:劇場かもしれないです。吉本は劇場が多い部分、劇場の舞台数は相当だと思うので、吉本さんに恵まれた環境を与えてもらったなと思います。また、いろんな仕事が増えて、とんでもなく緊張することも多くなりましたが、そういった壁を乗り越えてきて、一個一個が自信につながったのかなと思います。