埼玉県川越市(かわごえし)は、都心から約30kmの圏内にありながら、農業や商工業が盛んで、緑豊かな自然にも恵まれたまち。中心部にはシンボルである時の鐘や蔵造りの町並みが残り、古き良き城下町の歴史を感じることができます。
今回紹介するのは、そんな川越市で開催される、370年以上の歴史を持ち江戸の天下祭を今に伝える山車(だし)行事「令和6年度 川越まつり」。国指定重要無形民俗文化財・ユネスコ無形文化遺産に登録されたイベントとは、一体どのようなものなのでしょうか。
本稿では、マイナビふるさと納税担当者が、気になったイベントとふるさと納税返礼品を紹介していきます。
今回は、「令和6年度 川越まつり」の詳細と、まつりの雰囲気を手元で楽しめる返礼品などについて調べてみました!
川越市のイベント「令和6年度 川越まつり」について
・イベント名:令和6年度 川越まつり
・開催日時:令和6年10月19日(土)・10月20日(日)
・開催場所:川越市街地中心部
・アクセス:東武東上線、JR川越線「川越駅」、西武新宿線「本川越駅」下車すぐ
・参加費:無料
「川越まつり」は、370年以上の伝統を誇る都市祭礼で、「川越氷川祭の山車行事」として平成17年2月、国の重要無形民俗文化財に指定され、平成28年12月「ユネスコ無形文化遺産」に登録されたお祭りです。
江戸の天下祭(神田明神、赤坂日枝神社の各祭礼の総称)の影響を強く受け、川越独特の特色を加えながら発展してきたそうです。
精巧な人形を乗せた絢爛豪華な山車が、小江戸川越の象徴である蔵造りの町並みを中心に曳行(えいこう)。何台もの山車が辻で相対しすれ違うさまは、そのスケールの大きさで見物客を圧倒します。
特に「曳(ひ)っかわせ」は、最大の見どころの一つ! 山車が他の山車とすれ違う時、山車の正面を向け、町どうしの挨拶として「曳っかわせ」を行います。交差点などでは複数の山車が集まり、舞台が回転して囃子(はやし)の競演を行う様子が圧巻です。特に夜の「曳っかわせ」は、曳き手が提灯を掲げ、囃子方への声援が飛び交い、まつりのムードは最高潮に達するのだとか!
「令和6年度 川越まつり」の主な内容は、以下のとおりです。
・宵山(よいやま):19日(土)18:00~19:00頃 山車に提灯が灯り、居囃子を披露。山車やお囃子をじっくり楽しむことができます。
・鳶(とび)のはしご乗り:19日(土)18:20~18:40頃 連雀町交差点周辺 鳶職人の妙技が披露され、技が決まる度に観客からは大きな拍手と歓声が上がります。
・曳っかわせ:19日(土)・20日(日)随時 山車が出合うと正面を向き合わせ、囃子の競演が始まります。周りの曳き手は激しく提灯を掲げ、まつりは最高潮に盛り上がります。
・神幸祭(じんこうさい):19日(土)13:00 川越氷川神社出御/14:30頃 川越氷川神社還御 氷川の神様が神輿に乗られて町を巡行することで、その御神徳をいただき、幸福と町の繁栄を祈請するという、現在の山車行事の原型となった伝統儀式です。
・市役所前山車巡行(だしじゅんこう):20日(日)13:30~16:00頃 市役所前を山車が巡行します。一カ所で多くの山車を見ることができます。
自治体からのメッセージ
「川越まつり」は川越総鎮守氷川神社の「例大祭」と「神幸祭」、また絢爛豪華な「山車行事」によって構成される川越市最大のお祭りです。歴史ある町並みと、きらびやかな山車との重なり合う風景、たくさんの出店、そして街中に鳴り響くお囃子のリズム、そのすべてが一体となって開催される「川越まつり」。見ている私たちの心も思わず弾む魅力的な秋のお祭りに、ぜひご来場ください。
まつりの魅力をご自宅に! 川越市のふるさと納税返礼品について
川越まつりで曳行される29台の山車をモチーフに作られた付箋や、川越はがきのセットが届く返礼品を紹介します。
山車付箋Aセット
・提供事業者:株式会社櫻井印刷所
・埼玉県川越市元町2-4-5
・内容量:台紙サイズ 58×99㎜ 各1部×10種
・寄附金額:1万1,000円
歴史ある「川越氷川祭」の山車行事で曳行される山車をモチーフに作られた付箋のセットです。Aセットのほか、Bセットは10種、Cセットは9種が返礼品として提供されています。29種を揃えたくなるほどのかわいさで、自宅でも川越まつりを感じられる逸品! 「川越まつり」への来場記念にもおすすめとのこと。
川越はがき8枚セット
・提供事業者:ナカシン紙商
・埼玉県川越市西小仙波町2-11-3
・内容量:1枚あたり 幅10.4×高さ14.8㎝×8枚
・寄附金額:1万円
川越市の蔵造りの町並みが立体的になるユニークなポストカードのセットで、「川越まつり」の様子が描かれたものもあります。部屋に飾るのはもちろんのこと、切手を貼って郵送することができるので、受け取った相手にも川越まつりの雰囲気を感じてもらうことができます。
今回は埼玉県川越市のイベント「令和6年度 川越まつり」と、お祭りの雰囲気を手元で楽しめる返礼品を紹介しました。川越市の山車の構造は二層の鉾と人形からなる江戸型が発展したもので、「江戸系川越型」というのだそう。絢爛豪華な山車と大迫力の「曳っかわせ」を楽しめます。付箋やポストカードは、贈り物にも喜ばれそうです。気になる方は一度チェックしてみてください。