明治安田J2リーグ第34節が6日に行われ、V・ファーレン長崎と大分トリニータが対戦した。長崎は諫早市にあるトランスコスモススタジアム長崎を本拠地としてこれまで戦ってきたが、今年総工費約1000億円の大型複合施設・長崎スタジアムシティが完成。同施設内のPEACE STADIUM Connected by SoftBank(ピースタ)が新本拠地となり、こけら落としを迎えた。
24分、思わぬ形で長崎が先制に成功する。大分はGKムン・キョンゴンを含めたビルドアップを狙う中、ムンのパスをマテウス・ジェズスがカット。マテウスが無人のゴールに流し込み、記念すべきピースタ初得点をマークした。続く33分、長崎はマルコス・ギリェルメのCKにヴァウドが頭で合わせて追加点。前半は長崎の2点リードで折り返す。
後半に入り49分、再び相手陣内でボールをカットするとマテウスの丁寧な折り返しから、マルコス・ギリェルメがゴールネットを揺らして3点目。89分にペレイラに1点を返されるも、後半アディショナルタイムに途中出場の笠柳翼が4点目を決めて、大分を突き放した。
試合は4-1で終了。ピースタ初陣となった長崎が大量4得点を挙げ、2試合ぶりの勝利を収めた。なお、今節は清水エスパルスと横浜FCにJ1昇格決定の可能性があったが、長崎が勝利を収め、今節でのJ1昇格を阻止する結果となった。次節、長崎はアウェイでブラウブリッツ秋田、大分はホームで水戸ホーリーホックと対戦する。
【スコア】
V・ファーレン長崎 4-1 大分トリニータ
【得点者】
1-0 24分 マテウス・ジェズス(長崎)
2-0 33分 ヴァウド(長崎)
3-0 49分 マルコス・ギリェルメ(長崎)
3-1 89分 ペレイラ(大分)
4-1 90+3分 笠柳翼(長崎)