10月6日からWOWOWでスタートする『連続ドラマW ゴールデンカムイ-北海道刺青囚人争奪編-』(毎週日曜22:00~全9話※第1話は無料放送 WOWOWプライム/WOWOW4K/WOWOWオンデマンド)の試写会イベントがこのほど、北海道・札幌のTOHOシネマズすすきので行われ、山田杏奈、玉木宏が出席した。
同ドラマは、累計発行部数2,700万部(2024年1月時点)を突破した野田サトルの大人気コミック『ゴールデンカムイ』(集英社ヤングジャンプ コミックス刊)を原作とした映画『ゴールデンカムイ』の続編となるドラマシリーズ第1弾。明治末期の北海道を舞台に、莫大なアイヌの埋蔵金を巡る一攫千金ミステリー。
放送を目前に控えたこの日は、同ドラマの舞台となる北海道で試写会イベントが行われ、アシリパ役の山田杏奈、鶴見篤四郎役の玉木宏が登壇して舞台あいさつ。山田が「撮影でもたくさんお世話になった北海道の皆様にドラマを見ていただけることが楽しみです」と笑顔を見せれば、玉木も「ようやくドラマを見ていただけるということでうれしいです」と興奮気味だった。
2人は今年1月に公開された映画版が初共演。山田が「初めてごあいさつさせていただいた時に鶴見中尉の衣装・メイクの玉木さんを見て『あ、鶴見中尉だっ!』と感じたのを今でも鮮明に覚えています。鶴見中尉のカリスマ性などが感じられて、いち『ゴールデンカムイ』ファンとして玉木さんで良かったです」と玉木の印象を語り、玉木は「スタッフのお陰です。うれしい限り。このチームは原作愛が強い。特殊メイクも衣裳も含めて、本当にみんながありったけの力を奮って作っている現場です」と制作チームの努力を称えた。
また、山田の印象について玉木が「現場でごあいさつした時に、印象はアシリパそのものでした。作中ではご一緒する機会はあまりなかったのですが、完成版を見た時に、ハイスピードカメラで撮ったスローモーションの矢を放つカットのアシリパの姿にすごく感動しました。説得力があって透き通った目の強さを感じました」と称賛していた。
ドラマ版は、刺青人皮を追い求めて各勢力が北海道各地を駆け回るロードムービー。試写会の会場となった札幌をはじめ、小樽、旭川、日高、夕張、大雪山など道民にも馴染みのある地名が作中にたくさん登場する。各地を巡る中で登場人物も増えていくが、お気に入りのエピソードを聞かれると山田は「萩原聖人演じる辺見が登場する小樽のニシン御殿」と即答すれば、玉木も「被っちゃいますが、小樽です。萩原さんがすごいです。萩原さん本人にもメールしました」とともに萩原が強烈に印象が残ったという。
ドラマ版の撮影は、映画版とともに行われ、約8カ月にも及んだ長期ロケ。撮影の裏話として山田が「(北海道での撮影は)寒いというのももちろんですが、登場人物がこの寒い中どのように暮らしたのだろう、と思いを馳せることができました」と語れば、玉木は「コロナあって地方ロケができなかったが、それを乗り越えて撮影できたことで嬉しかった。北海道は住んでみたかった場所です。雪が好きなんですよ!」と以前から北海道に興味があったとか。また、北海道の印象について山田が「以前に写真集の撮影でお世話になりました。その時から北海道は自然豊かでご飯が美味しいというところが何よりも好きです。ジンギスカンと海鮮は以前も食べたことがありましたが、北海道に来て初めて食べた八角、ニシンがお寿司、お刺身で生で食べられることに驚きました。すごく美味しくて感動しました!」とコメント。一方の玉木は長期ロケで北海道に訪れたのは20年ぶりだといい、「『雨鱒の川』という映画の撮影でお邪魔しました。その時に食べた平取(びらとり)和牛の味が忘れられないんです。また食べたい!」と熱く語っていた。