大阪府大阪市にある世界最大級の水族館「海遊館」。大きな太平洋水槽では、巨大な「ジンベエザメ」を観察することができるのですが、先日ジンベエザメの入れ替え作業が行われたようです。

ちなみに今回海遊館へやってくるのはオスのジンベエザメ。
今海遊館にいるオスの「海」は本日の閉館後に海遊館を出発し、明日、高知県のふるさとの海へ帰る予定です!
(@Osaka_Kaiyukanより引用)

  • 海遊館、ジンベエザメの海くんが入れ替え

    @Osaka_Kaiyukanより引用

今回の入れ替えによって、同館で約5年暮らしたというオスの「海」くんが、高知県のふるさとの海へ帰っていくのだとか。

体調12メートル以上のサイズに成長するというジンベエザメ。水槽で悠々と泳ぐ姿は圧巻ですが、成長とともに「窮屈じゃないのかな?」と感じることも。しかし、広い海に戻ることができると聞いてなんだかホッとしました。海くんには、GPS機能などの特別な機械が体に取り付けられ、ジンベエザメの生態調査に役立てられるそうです。

そしていよいよ、海くんとのお別れのとき……。

  • 海遊館、ジンベエザメの海くんがふるさとの海へ向けて出発

    @Osaka_Kaiyukanより引用

SNSでは「おおお、海くん海に帰るのか!!」「泣ける」「ありがとー!元気でな!!」「もっともっと大きな海で自由に『回遊』してね」などなど、感謝とエールの声が続々と。これからは、際限のない大海原での生活を満喫してほしいですね。

一方、新しいジンベエザメはというと……、ダイバーとともに同館の「太平洋水槽」に入水!

こちらが新しい「海」くんです! 新たな環境で大丈夫なのかな?と少々心配かもしれませんが、そこはダイバーたちがしっかりサポート。

慣れない水槽で壁などにぶつからないよう、数名のダイバーがサポートしてくれるそうです。この光景に「こやっって新しい水槽で慣らしていくんですね」「小さな子供と保護者のような姿にほっこりしました」といった声が。早く新しい水槽に慣れると良いですね。

なお、同館太平洋水槽ではさまざまなバックヤードプランを展開中。ジンベエザメが大きな口で餌を吸い込む姿を間近で観察したり、太平洋水槽の上にある作業用通路(キャットウォーク)や冷凍庫などのバックヤードを巡ったり。ふだんは飼育員しか立ち入ることのできないエリアから、新しい海くんを観察してみてはいかがでしょうか?