バッグやラゲージの製造を手がけるエースラゲージは、東海道新幹線の廃材を活用したスーツケースに、923形「ドクターイエロー」をイメージしたイエローカラーを追加したと発表した。

  • 「N700系typeA 東海道新幹線窓リサイクルシェルスーツケース(イエロー)」

東海道新幹線で活躍したN700系(typeA)の普通車に搭載されていた窓を粒状(ペレット)に加工し、本体シェルに配合したという。N700系の普通車の窓とスーツケースのシェルはどちらもポリカーボネートだが、窓に使われているポリカーボネートは透明度があって硬く、スーツケースとは異なる特性のため、「頑丈でありつつも、衝撃を吸収するためのしなやかさを保つ絶妙なバランス」である30%を本体に配合している。

スーツケースの内側は、新幹線の座席生地をファスナーポケットやチケットホルダーとして再利用した。座席から取り出した立体形状の生地をていねいに平面の状態に戻し、生地幅と模様の向きを考慮しながら裁断したとのこと。座席として縫製されたステッチや生地のすれた部分など、実際に使用されていた名残も感じられる。スーツケースの下部に、新幹線車両から取り出したアルミ素材を加工したバッジも装飾。N700系(typeA)を象徴する2本のラインと新幹線のシルエットをモチーフにした。

  • イエローの本体にブルーのテープが効いたデザイン

  • 東海道新幹線の座席生地を再利用した内装デザインとチケットホルダー

  • 新幹線再生アルミを活用した新幹線シルエットのバッジ

商品名は「N700系typeA 東海道新幹線窓リサイクルシェルスーツケース(イエロー)」。機内持込みサイズの「CABIN」は6万8,200円、預入れサイズの「MIDDLE」は7万1,500円。エースラゲージオンラインストアで発売するほか、10月9日から「JR東海MARKET」内「BLUE LINES EX」でも取り扱うとのこと。