10月6日に日本テレビ系で放送される科学バラエティ番『所さんの目がテン!』(毎週日曜 7:00~7:30)の収録がこのほど、都内のスタジオで行われ、所ジョージが報道陣の取材に応じた。
1989年10月1日に放送がスタート、身近なテーマに対して科学の視点からアプローチする教育番組として日本テレビの青少年推奨番組にも指定されている『所さんの目がテン!』。放送回数は現在まで1700回以上を数え、10月の放送で35周年を迎える。この日収録したのは、35周年企画の10月6日放送分となる。
同番組に35年間、出演してきた所は「長いこと日テレで仕事しているなと思いますよ。『目がテン!』の前にも色々あるので。一時期は『俺って日テレ』って言ってたこともあります」と笑いを誘いつつ、「自分の事はあまり振り返りません。1日暮らすのがやっと。今日は面白いことがあるんじゃない? と飢えていますし、楽しいことに飢えています」と過去よりも未来に興味があると話す。
これまで数多くの企画が放送された同番組。茨城県常陸太田市の土地を借りて里山環境を改善する『かがくの里』は2014年から続く人気企画で、現在は建築家・隈研吾氏が設計した茅葺き屋根の家も建築予定だ。「(地域の人々に)支えていただいたというよりもあの人たちが全部やっています。あそこに住んでいる人の協力がないと出来ないこと」と常陸太田市の住人に感謝しながら「隈さんの家は全国からみんな見に来たいでしょうけどバレバレになるでしょうね。セキュリティーどうすんだって(笑)。街の人たちが目を光らせてくれないと保全は出来ないと思います」と改めて地域住人の協力を懇願した。
続けて「最悪色んな人が来るようになって隈研吾さんの建てたモノがひどい事になったら私が黙って移築します。私の敷地内に移築。欲じゃない。私が保管しなかったら誰がするの?」と責任を担う意思を示した。
そんな所は同番組のオファーがあった35年前の心境を告白。「面白いと思いましたよ。朝の時間帯はやったことがなかったので、この時間帯にやるのは興味がありました。それと情報の科学番組だから僕も勉強になりますから」と明かしつつ、「この番組では何らかの刺激を受けてますね。どの番組でもすべて刺激は受けています。楽しいから局に来るのがすごく好きなんですよ、楽しくて。1番緊張するのは自分ん家じゃないですか。娘の目線とか親としての立場とかが1番緊張しますね」と語った。35年続いたことで未来にも触れて「さすがに調子悪くなったら辞めますよ。息絶え絶えでやりたくない。心配されてまでやりたくないです。自分が笑われているうちはやりますよ」と意欲を見せていた。