ヒーローたちを蹂躙したオール・フォー・ワン(AFO)は、死柄木弔との完全な融合を果たすべく飛行の速度を上げる。そしてエンデヴァーを目指して黒霧の「ワープゲート」で群訝山荘跡へと飛んだ荼毘(轟燈矢)は、その体の中に直径約5kmを焼き尽くす超高熱エネルギーを溜め込んでいた。絶望的な状況の中で“平和の象徴”オールマイトの声が響く。彼から「荼毘を止められるのは2人だけだ」と声をかけられた轟焦凍と飯田天哉は、エンデヴァーと荼毘が対峙する群訝山荘跡へと急ぐ! そしてオールマイトは、ある秘策をもってAFOの行く手に立ちはだかる。「私が来た!」――というストーリー。
荼毘を抱きしめ、上空に連れて行こうとするエンデヴァー。しかし今にも爆発しそうな荼毘の身体は、地上からそれほど離れていない段階で限界を迎えていた。焦るエンデヴァーの元にやって来たのは、避難しているはずの轟冷、轟冬美、轟夏雄。三人は身体を炎に焼かれながらも、荼毘を冷やし続ける。そこへ、飯田が全力で運んできた焦凍が到着したことで、荼毘の熱を冷やしきることに成功したのだった。
SNS上は「ボロボロ泣いた」「轟家は、これからだね」「幸せになってほしい」と“地獄の轟くん家”を見守って来た視聴者の、様々な感情が綴られていた。
一段落ついた轟家の戦いの一方、AFOの前に立ちはだかったのは“無個性”のオールマイト。果たして、どのような策があるのだろうか?