タレントのにしおかすみこ(49)が24日、都内で著書『ポンコツ一家2年目』(講談社)の発売記念イベントを行った。
コロナ禍で久々に実家に帰ったら「ゴミ屋敷化」し、大黒柱だった働き者の母の異変に同居を決めたにしおか。認知症の母、ダウン症の姉、酔っぱらいの父……同書では泣ける家族と介護「2年目」の姿を描いている。9月20日の発売日を前に重版が決定し、Amazonでは介護カテゴリーでベストセラー1位になり滑り出し好調。前作の『ポンコツ一家』も10刷り重版が決まり勢いに乗っている。
1冊目の反響を「とても感じています」と話したにしおか。「多くの方に読んでいただけて生活が助かってます(笑)」と笑いを誘った。
今後の目標を聞かれると「ぜひ3冊目が出せたらと思っております! あと、夢のまた夢ですがゆくゆくはドラマ化や映画化ができたらとてもうれしいです」と回答。「誰に自分の役をやってもらいたいみたいなことはまだ思い至ってないですが、この本はいろんな人に笑ってほしいと思って書いたので、映像化も笑える作品に、例えば三谷幸喜さんや宮藤官九郎さんのような方々に手掛けてもらえればうれしいです!」と願望を語った。
そして、「自分も見守り真っ最中なので迷うこともたくさんあるんですが、私は『自分ファースト』ということを第一に考えていて、自分が幸せじゃないと家族も幸せにできないと思っています。今たまたま一緒に住んでいますが、このまま見守るのか、はたまた施設の力を借りるのか、もう全部捨てて逃げると言うことも選択肢のひとつだと思うので、いろいろと考えつつ自分の幸せを大事にしていきたいと思います」と自身の考えを述べ、「たくさんの方に読んでいただきたいと思いますし、悩んでらっしゃる方や疲れたなと感じている方に笑ってもらったり箸休めにしていただければと思います」と話していた。
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