Logitechは9月24日、クリエイターのワークフローを能率化し、生産性を向上させるPC用のコントローラデバイス「MX Creative Console」を発表した。Stream Deckのようなキーパッドと、スマートなアナログナビゲーション・コントローラとして機能するダイヤルパッドの2つのデバイスで構成されている。10月24日にグローバル規模で出荷を開始する予定で、米国での価格は199.99ドルとなっている。
キーパッドは、カスタマイズ可能な9つのLCDキーとページボタンを備える。ボタンには、アプリの起動やアプリ内の機能へのアクセスを割り当てられる。 プロファイルを最大15ページ登録でき、ページボタンを使って切り替える。ダイヤルパッドだけ手元に置いて、キーパッドは離して配置するユーザーのために、LCDキーの表示を確認しやすいようにキーパッドを傾けるスタンドも付属する。PCとはUSBで有線接続する。
ダイヤルパッドの中央にある大きなコンテクストダイヤル(Contextual Dial)は、アクションキーが押されるとその機能に合わせた動作になり、もう一度押すとデフォルトに戻るというようにダイナミックにふるまいを変える。精度が要求される機能では遅いスピードで、素早くブラウズしたい時には早回しというようにスピードにも適応できる。右上に、縦向きの回転で拡大/縮小やスクロールに使いやすいローラー(Fluid Roller)、左上に進む/戻るボタン。下にも左右それぞれ1つずつボタンを装備し、それらは全て柔軟にカスタマイズできる。PCとはワイヤレス接続し、BluetoothおよびLogi Bolt USBレシーバーに対応する。
対応OSは、Windows 10以降(ARM 64には非対応)とmacOS 13以降。カスタマイズは「Logi Options+」ソフトウェアで行い、ユーザーはLogiマーケットプレイスからカスタマイズ可能なコントロール、プラグイン、プロファイル、アイコンなどを入手できる。
LogitechはMX Creative Consoleをクリエイターがすぐに活用できるように、Adobeとのコラボレーションによるプラグインを作成した。Adobeの主要アプリケーション(Photoshop、Lightroom Classic、Premiere Pro、After Effects、Audition、Illustratorなど)との深い統合を提供し、Photoshopの生成塗りつぶしやPremiere ProのText-Based Editing (TBE) といったAI機能の利用も合理化する。