LASSICは9月24日、「フルリモートに関する調査」の結果を発表した。同調査は、2024年4月26日から30日の間、全国20〜65歳のテレワーク/リモートワークを経験したことがあるワーキングパーソン男女1001人を対象にインターネットで実施したもの。
はじめに、現在の仕事も住まいも変えず、給料も変わらずにフルリモート(100%在宅勤務)で勤務できるとしたら、フルリモートで働きたいかを聞いたところ、「フルリモートで働きたい」と回答した人は、60.9%と全体の過半数を占める結果に。これまでと条件が同じなら、フルリモート勤務を希望する人が多いという。
年代別に分けてみると、20代の7割以上が「フルリモート勤務を希望する」と回答した。同社によると「年代が上がるごとに『フルリモートで働きたい』と答えた人は減っていき、60代では48.6%まで減少。世代によって、出社することに慣れている、慣れていないの差が出ているのかもしれない」としている。
前項の質問で「フルリモートで働きたい」と答えた人に対し、フルリモート勤務ができるとして、給与条件が変わるとしたらどこまでなら妥協できるかを聞いたところ、54.8%が「給与が下がったとしてもフルリモートで働きたい」と回答。ただし「3%までなら下がってもいい」と答えた人が25.4%、「5%までなら下がってもいい」は13.9%と、許容できる給与の下げ幅は決して大きくないという。
給与が下がってもいいと思う理由を尋ねると、「通勤時間がなくなり、その時間を自由に使えるから」が男女ともに1位に。他にも「電車やバスでの混雑や遅延のストレスがなくなるから」「オフィス勤務という環境ストレスがなくなり、落ち着いた好きな空間で仕事ができるから」などの意見も集まった。