富士急行と富士山麓電気鉄道は24日、富士急行線で使用している1001号編成の定期運行を12月15日に終了すると発表した。これにより、1994(平成6)年から長きにわたって富士急行線の主力車両として活躍してきた1000系は定期運用を終えることになる。
富士急行線の1000系は京王帝都電鉄(現・京王電鉄)の旧5000系を譲受し、1994年から運行している車両。約30年にわたって富士急行線の主力車両として活躍してきたが、近年は6000系(元JR東日本205系)の導入に伴う置換えが進められていた。現存する編成のうち、1001号編成は2012年以降、京王線で運行していた当時の塗装色を復刻して運行されている。
1001号編成の定期運行終了を受けて、10月1日を「1001号編成の日」とし、12月15日の運行終了まで引退記念イベントを開催。1001号編成の関連グッズ発売、引退記念イベント、撮影会など予定しており、詳細は10月上旬に別途発表される。10月上旬をめどに特設サイト(富士山麓電気鉄道公式サイト内)も公開するとのこと。