女優の森田望智が、10月17日にスタートするテレビ朝日系ドラマ『ザ・トラベルナース』(毎週木曜21:00~※初回拡大スペシャル)に出演することが23日に明らかになった。
■岡田将生×中井貴一“ナイチンゲール・コンビ”が帰ってくる
今年12月6日に劇場版公開を控えた大ヒットドラマ『ドクターX~外科医・大門未知子~』(12年~)の生みの親である脚本家・中園ミホ氏が2022年、主演・岡田将生×中井貴一とタッグを組み、世に送り出した痛快医療ヒューマンドラマ『ザ・トラベルナース』。フリーランス看護師としてさまざまな街を渡り歩く、名もなきトラベルナースたちが“卓越したスキル”と“生きる哲学”をもって患者とその家族、周囲の医療従事者をも救っていく人間ドラマは、世帯平均12.1%の好視聴率を記録(ビデオリサーチ調べ、関東地区)した。あれから2年、“最強の曲者ナイチンゲール・コンビ”歩(岡田将生)&静(中井貴一)がふたたび日本に舞い降り、命の現場を改革。最大の敵となる新院長役には山崎育三郎を迎える。
■森田望智、新たな仲間となる新ヒロインに
『全裸監督』(19、21年)の黒木香役で一躍脚光を浴び、今年も話題のNetflix映画『シティーハンター』や、岡田と共演中の朝ドラ『虎に翼』で存在感を発揮している森田。岡田も「心から信頼しています」と太鼓判を押す森田が、歩&静の新たな仲間となる新ヒロイン=異色の新米ナース・中村柚子を演じる。
柚子は、歩&静の新たな勤務先となる基幹病院「西東京総合病院」で働く新米ナースで、元地下アイドルという経歴を誇る。地下アイドルとしては一向に花開かず、生活のために看護師に転身した柚子。しかし仕事ではポンコツ、先輩からも怒られてばかりだが、新米のわりにふてぶてしく、悪びれる様子はない。さらに、元アイドルで現役ナースという肩書を売りにしてSNS配信もするなど、なかなかにたくましい人材だが、その心模様は人知れず複雑に揺れていて……。
■寺島しのぶ、安達祐実、野呂佳代らが再集結
前作に続き、寺島しのぶ、安達祐実、野呂佳代、池谷のぶえ、浅田美代子の続投が決定。寺島演じるベテラン看護師・愛川塔子は「西東京総合病院」の看護部長となって再登場する。さらに、前作で歩&静や塔子と共に「天乃総合メディカルセンター」で働いていたクールな中堅ナース・金谷吉子(安達)&コミュ強の食いしん坊ナース・森口福美(野呂)はフリーランスに転身。「天乃総合メディカルセンター」の事務長を退き、看護師紹介所を立ち上げたやり手女史・西千晶(浅田)の采配で「西東京総合病院」に派遣され、歩&静とふたたび合流する。また、前作で看護師寮の寮母だった土井たま子(池谷)は、おむすび店の店員に転職。再集結したナースたちを朗らかに温かく見守っていく。
■岡田将生(那須田歩・役) コメント
森田さんとは今、『虎に翼』でご一緒させてもらっているので、ご本人に直接「すでに出来上がっているチームに途中から参加することほど怖いものはないし、とても緊張するものですが、『ザ・トラベルナース』のチームは温かいので安心して来てください」というお話をしました。森田さんは不思議でミステリアスな印象なんですけど、芝居には本当に貪欲かつ真摯に向き合っていらっしゃるんです。その姿をずっと見てきたので、心から信頼していますし、僕も安心して森田さんと一緒にお芝居ができるなと思っています。
■森田望智(中村柚子・役) コメント
――本作から出演オファーを受けた時のお気持ちをお聞かせください。
2年前に前作をオンタイムで見ていて、那須田さんと九鬼さんの掛け合いなどを楽しんでいたので、「あの中に入れるんだ! あのやりとりを見られるんだ!」と思い、すごくうれしかったです。
――新米ナース・中村柚子をどのように演じていこうと考えてらっしゃいますか?
柚子ちゃんは元地下アイドルで、今は看護師をやっているけど、どこか情熱を100%かけられているわけではない役どころだと、監督からお聞きしました。監督のお話を受けて、柚子ちゃんは何かを一生懸命やって、それが認められなかった時や失敗しちゃった時に傷つきたくなくて、どこか斜に構えていたり、少し自分に壁を作って人との距離感をものすごく図っている子なんじゃないかなって思っています。心の内を見せない彼女がどう変わっていくのか、私自身も楽しみです。
――撮影現場の雰囲気はいかがですか?
撮影初日から、前作で培われたチームワークを感じました。この現場はすごくあったかくて、みんなが心を許し合っている関係なんです。その中に入れるのはすごい心地いいですし、私も早くこの空気に溶け込みたいなって思っています。
――改めて、主演・岡田将生さんの印象を教えてください。
朝ドラ『虎に翼』ではピシッとした役を演じていらっしゃるので、現場での立ち姿もシッカリとした雰囲気でしたが、『ザ・トラベルナース』の現場ではとってもゆるりとされている感じがします。でも、どちらの現場でも変わらず包容力があって、いつも温かく見守ってくださる優しい方です。実は、岡田さんとは『虎に翼』の撮影現場で「次も一緒だね」という話をしたのですが、その時も安心感に包まれました。初めてご一緒する方が多い今回の現場にも、ずっと親族という間柄を演じてきた岡田さんがいてくださるのは、とても心強くてありがたいです。
――視聴者の皆様へメッセージをお願いいたします。
お一人おひとりのキャラクターがシッカリと内面まで描かれるのを、すごく楽しみにしています。みんなとの掛け合いが多い会話劇になっていますので、視聴者の皆様にも会話の心地よさや空気感を楽しんでいただけたらいいなと思っています。
【編集部MEMO】第1話あらすじ
2022年――ニューヨークの病院で、難病を患ったスーパーナース・九鬼静(中井貴一)の手術が無事終わり、そのまま現地で働いていたトラベルナース・那須田歩(岡田将生)。あれから2年が経ち、日本に帰国した歩は、新たな勤務先となる基幹病院「西東京総合病院」へ向かう。その道中、おむすび店に立ち寄った歩の前で突然、やけに横柄な客・大田黒勝一が血痰を吐いて倒れた。歩はすぐさま応急処置を行い、大田黒を西東京総合病院へ搬送。ところが意識を取り戻した大田黒はなおも横柄な態度で「特別室へ運べ!」と要求し、外科医の神山直彦らを困惑させる。というのも、実は大田黒はつい先月まで同院で院長を務めていた人物。しかも、自身の汚職やパワハラが次々と明るみに出て、解任されていたのだ。コンプライアンス上、そんな人間を特別扱いするわけにはいかないと、クリーンな組織変革を進める若きカリスマ新院長・薬師丸卓は、大田黒を離島の分院に入院させるよう手配。大田黒は怒りをあらわに抵抗するが、結局そのまま追い出されてしまう。一方、歩は偶然にも静と2年ぶりの再会を果たすことに。その矢先、分院に向かっていた大田黒がふたたび倒れてしまい……。