宮崎県の南西部に位置する小林市(こばやしし)は、豊富な湧水、霧島山の麓に広がる優良農地、温暖な気候から「水と食の宝庫」とも呼ばれているまち。年間を通じ多様なフルーツや野菜が生産され、畜産も盛んです。

今回紹介するのは、「ケーキ工場の訳あり切れ端セット」。製造過程で発生する規格外品を活用することで、フードロスの削減に貢献できるサステナブルな返礼品です。一体どのようなものなのでしょうか。

本稿では、マイナビふるさと納税担当者が、気になった返礼品を紹介していきます。

今回は、「ケーキ工場の訳あり切れ端セット」の特徴や事業者の商品に対するこだわり、返礼品になった経緯などについて詳しく調べてみました!

小林市の返礼品「ケーキ工場の訳あり切れ端セット」について

・返礼品名:【工場直送訳あり品】ケーキ工場の訳あり切れ端セット
・提供事業者:株式会社 APP
・宮崎県小林市野尻町三ケ野山2168-2
・内容量:バターロールケーキ(スイス、モカ、ティなど)、生チョコサンドの中から5パック、焼き菓子(クッキー、サブレ、カステラなど)2パック、チーズ饅頭6個
・寄附金額:1万円

「ケーキ工場の訳あり切れ端セット」のふるさと納税の寄附金額は、1万円。製造工程の中でどうしても発生してしまうケーキの切れ端などの“B印”が届く返礼品です。

形は少し悪いですが、味や品質はそのままでおいしく食べられるスイーツの詰め合わせ。「切れ端」とは思えないボリュームで届くので、家族や友だちなどみんなで楽しめます。

  • 内容イメージ

ケーキや焼き菓子など、色々な種類が楽しめるのは、B品ならではの魅力! 保存に便利な冷凍個包装なので、ストックおやつにして、食べたい時に好きなものを選べるのもうれしいポイントです。

「ケーキ工場の訳あり切れ端セット」が返礼品になった経緯と実績

本返礼品を提供している株式会社APPでは、さまざまな商品の製造過程で出る切れ端や商品として出せないものは廃棄ロスになってしまっていたそうです。スタッフや製造者も「廃棄するにはもったいない! 」と感じていましたが、店頭での販売は厳しい状況にありました。

そこで、これらを活用できる何かいい方法がないかと意見を出し合い、返礼品として“訳あり”での提供に踏み切ったとのこと。

返礼品の製造過程で発生する規格外品は廃棄ロスとなる現状があり、小林市はそれらを活用するために“「コバヤシB印」プロジェクト”を立ち上げました。

少し形が悪いものの、味や品質は商品と同じく自信をもって提供できるものを「B印」としてリブランディングし、ふるさと納税を通じて全国へ届けているそうです。

本返礼品を含むB印品は、“訳あり”ながら味や品質、ボリュームすべてにおいて満足できる内容なのも人気の理由なのだとか!

寄附者からの反響

・すごく満足です。朝のテレビ番組で見てずっと気になっていました。切れ端なので、お得感が増して尚且つサステナブルでいい感じです。味は申し分なくとてもおいしいです。
・切れ端の訳あり品と書いていたから少し不安でしたが、大変満足できる返礼品でした。味もおいしかったです。満足してます!
・端切れと言いつつしっかりとボリュームがあり、ケーキも私が好きな味で、質量ともに楽しめました。また頼みます。
・迅速な発送とたくさんのおいしいお菓子をありがとうございました! 大きな箱いっぱいに詰まってました。どれもおいしくて少しずつ楽しませていただきます。来年の寄附もします! そして小林市へも訪れたいと思います。

事業者の想い

株式会社APPは、地元特産品の宮崎マンゴーを使用した加工品の製造をはじめ、関連会社の和洋菓子店の伝統と技術を活かし、さまざまな商品を販売しています。今後は、地産地消で小林や宮崎県産の安心安全な食品をつくり、またその食品で小林や宮崎県の素晴らしさをもっともっとPRしたいと考えています。


今回は宮崎県小林市の返礼品「ケーキ工場の訳あり切れ端セット」を紹介しました。普段フードロスとして廃棄されてしまうおいしいものが活用されている、サステナブルな返礼品でした。色々な種類が届くので、家族や友だちとのおやつタイムや自分へのご褒美にも良さそうです。冷凍で保存しておけるのもうれしいですね! 気になった方は、ぜひ寄附先に選んでみてください。