フジテレビのドキュメンタリー番組『ザ・ノンフィクション』(毎週日曜14:00~ ※関東ローカル)では、三姉妹が切り盛りする家族経営の酒店を追った『東京 三姉妹物語~地酒と涙と夢の行方~ 前編』を22日に放送する。

  • 「三益酒店」の三姉妹

東京・赤羽駅から徒歩20分、シャッター商店街の一角にあるのが、創業75年の「三益酒店」。店頭には全国各地の酒蔵から仕入れたレアな地酒が並び、店のとなりに併設された「角打ち」で“酒のさかな”と共に楽しめる。店の評判は広まり、いまや全国から多くの客が詰めかける。

そんな酒店を切り盛りするのは、3人の姉妹。三代目を継いだ長女・美保さんが店全体に目配りし、仕入れ担当の次女・由美さんは酒蔵の熱い思いを客に届け、三女・美香さんは「角打ち」を担当、得意の料理と笑顔で客の心をつかんでいる。事業が拡大した今では長女と次女の夫たちも社員として店で働き、先代である三姉妹の両親も店を手伝っている。

全てがうまくいっているように見える三姉妹の店だが、大きな変化を迎えようとしていた。高齢化が進み、大規模な再開発が計画される中で活気が失われつつある地元商店街を何とか盛り上げようと様々な企画を始める三姉妹。また、人手不足を補うために、家族・親族以外の人を初めて社員として迎え入れることに。「家族経営」でやってきたこれまでのやり方が通用せず、店の方針を巡り、事あるごとに、姉妹で言い争いとなることも増えてきた。

そんな中、三姉妹は店のさらなる発展を見据えて、「三益酒店」の2号店を出そうと動き出すが……。

ナレーションは、女優の清野菜名が担当する。

(C)フジテレビ