CMやドラマ、雑誌などでその姿を見ない日はないほどの活躍ぶりの吉岡里帆。若手の女優・タレントの中でもトップクラスの人気・知名度を誇ります。
今回はマイナビニュース会員401人に吉岡里帆が出演するドラマ作品について聞きました。その結果をランキング形式でご紹介します。
吉岡里帆出演ドラマの人気ランキング
- 1位:ゆとりですがなにか(12.3%)
- 2位:カルテット(9.8%)
- 2位:時効警察はじめました(9.8%)
- 4位:連続テレビ小説 あさが来た 第108話(8.6%)
- 5位:ごめん、愛してる(7.8%)
- 6位:時をかけるな、恋人たち(7.4%)
- 7位:世にも奇妙な物語'17秋の特別編 「寺島」(6.1%)
- 8位:健康で文化的な最低限度の生活(5.7%)
- 9位:警視庁捜査一課9係 season10 第5話「嘘つき女殺人」(4.1%)
- 10位:きみが心に棲みついた(3.7%)
続いてはトップ10までの作品概要と、アンケート回答者のコメントを一部紹介します
1位:『ゆとりですがなにか』(12.3%)
『ゆとりですがなにか』は2016年放送の、宮藤官九郎のオリジナル脚本による日本テレビ系ドラマ。岡田将生と松坂桃李、柳楽優弥が主演を務め、「ゆとり第一世代」にあたるアラサー世代の青年たちが、社会問題や恋愛に直面し葛藤する姿を描いています。
吉岡里帆演じる佐倉悦子(さくら・えつこ)は、松坂桃李演じる小学校教師・山路一豊(やまじ・かずとよ)のクラスにやってくる教育実習生。大学生と交際しているにもかかわらず山路に告白するなどし、彼を翻弄する役柄を演じています。最終話では山路と交際を始めるも、その後放映されたSPドラマでは一方的に振ってしまい、山路が学校を退職する一因ともなります。
ユーザーからは、「可愛かったのを覚えています」「素敵な表情に癒やされた」「このドラマの吉岡里帆を見て可愛いかった」など、そのキュートな佇まいを称賛する声が寄せられています。
ユーザーコメント
「可愛らしくて、役柄が良かった」(男性・38歳)
「初々しい頃だから、そこがいい感じ」(男性・44歳)
「いまどきのテーマで面白かった」(男性・49歳)
「ストーリー、出演者などが好きだったから」(女性・34歳)
「ゆとり世代の『あるある』を楽しめました」(女性・41歳)
「脚本がすごく面白かった記憶があります」(男性・31歳)
「クドカン作品が好きなので、見てたのですがハマり役で面白かった」(女性・48歳)
「ドラマ自体好きでした。吉岡里帆さんの翻弄させるような役と時代に合った役作りが最高でした」(女性・32歳)
2位:『カルテット』(9.8%)
『カルテット』は2017年放送、松たか子主演のTBS系テレビドラマです。松たか子と満島ひかり、高橋一生、松田龍平のそれぞれ弦楽器をたしなむアマチュア演奏家の30代男女4人。彼らが結成した弦楽四重奏のカルテット「ドーナツホール」を中心に巻き起こる、大人のラブサスペンスを描きます。
本作で吉岡里帆は元炎上系地下アイドル、現在は4人が演奏するライブレストラン「ノクターン」のアルバイト店員、来杉有朱(きすぎ・ありす)を演じています。人の心を弄ぶ性格で、カルテットの面々はそんな彼女に振り回されて散々な目に遭います。
吉岡里帆の本作での演技は話題を呼び、コンフィデンスアワード・ドラマ賞、ザテレビジョンドラマアカデミー賞を受賞するなど高い評価を受けました。彼女自身も、転機となった作品として本作の名前を挙げています。
コメントでも、「役柄にマッチしていると感じた」「面白い!面白いからです!」「エキゾチックな演技が良かった」などの声が並んでいます。
ユーザーコメント
「ドラマ自体が面白く、吉岡さんも良い味があった」(男性・49歳)
「悪女役でインパクトが強かったので」(女性・43歳)
「キャラクターとマッチしていてよかった」(女性・35歳)
「ものすごい性格のキャラを上手く演じていた」(男性・48歳)
「ギャップを感じる演技が魅力的だった」(男性・47歳)
「大人っぽく、でもテンポよくユーモアもあって面白かった」(女性・44歳)
「ミステリアスな感じで存在感があって、脇役なのに目立っていた」(女性・44歳)
2位:『時効警察はじめました』(9.8%)
『時効警察はじめました』は、テレビ朝日系「金曜ナイトドラマ」枠で放送されたコメディミステリードラマ『時効警察』(2006年)の続編。2007年『帰ってきた時効警察』をはさみ、2019年に『時効警察・復活スペシャル』とともに放送されています。
時効が成立した未解決事件を“趣味で"捜査する、総武署時効管理課。課員の警察官・霧山修一朗(きりやま・しゅういちろう)をオダギリジョーが、ヒロイン・三日月(みかづき)しずかを麻生久美子が演じています。
吉岡里帆演じるのは総武署・刑事課の新人刑事、彩雲真空(あやくも・まそら)。「ガンバリマス!」が口癖で、とにかく何でも頑張る熱血女子です。とくに、霧山が三日月と共に再開する時効事件の捜査には興味津々で、時効管理課に入り浸り、首を突っ込みまくるという役どころです。
本作に寄せられたコメントからは、「ドラマに合う面白いキャラ」「印象に残った。かわいい」「元々好きなシリーズのドラマで面白かった」など、作品自体のファンをも魅了している様子がうかがえます。
なお、吉岡里帆主演の特別ドラマ"時効警察とくべつへん"『時効警察はじめました 刑事課・彩雲真空』もOAされています。
ユーザーコメント
「初めての刑事役も可愛いかった」(男性・40歳)
「新キャラが負けてなかった」(女性・43歳)
「キャラクターと親和性が高かった」(男性・42歳)
「コミカルな役どころを演じきったから」(男性・47歳)
「おもしろく、役者さんとしていろいろな役ができることがわかった」(女性・46歳)
4位:『連続テレビ小説 あさが来た 第108話』(8.6%)
『連続テレビ小説 あさが来た』は、2015年度下半期放送のNHK「連続テレビ小説」第93作。波瑠をヒロインに、幕末から大正にかけて活躍した女性起業家のパイオニア・白岡(しろおか)あさの生涯を描きます。
吉岡里帆は、あさの長女、小芝風花演じる白岡千代(しろおか・ちよ)の高等女学校の同級生、田村宜(たむら・のぶ)役で出演しました。
あさを尊敬する宜は高等女学校卒業後、白岡家の千代の部屋に住み込み、秘書見習いとしてあさに同行。その後、あさが創立した女子大学の教授就任を見込み、欧米への留学を果たします。
ユーザーからは、「役柄があっていた」「ストーリーが面白く、吉岡さんが素敵だった」「この記憶が一番強い」などのコメントが寄せられています。
ユーザーコメント
「眼鏡姿が素敵で、明るいキャラクターに癒された」(男性・41歳)
「現代劇だけではなく、時代劇も上手く演じていたから」(男性・45歳)
「不愛想だけど、尊敬している主人公とのやり取りが巧かった」(男性・44歳)
「今のトレンドを行く女性なのに、連続テレビ小説になるとその時代の女性になるの、すごいです。たくさんの努力をしているのでしょうが、本当にその時代にタイムスリップしたような錯覚になる」(女性・43歳)
「この朝ドラは半年間でほぼ全編見てたし、たぶん出始めの吉岡里帆ちゃんだったため、貴重だなと感じて」(女性・25歳)
5位:『ごめん、愛してる』(7.8%)
『ごめん、愛してる』は2017年、TBS系「日曜劇場」枠で放送されたテレビドラマ。韓国で2004年に放送されたテレビドラマのリメイク版で、主演は長瀬智也が務めました。
長瀬智也演じる岡崎律(おかざき・りつ)は幼い頃、母に捨てられ不遇な環境で過ごし、裏社会に生きる男。彼はある日、ひょんなことから吉岡里帆演じる三田凜華(みた・りんか)を助けることになります。凜華は他人のために自己犠牲をいとわない、純粋で愛情深い女性でした。
誰にも愛されたことがない律。彼は、自分を捨てた母・麗子が息子・サトルと幸せに暮らしていることを知り、復讐を誓います。一方、幼馴染のサトルに想いを寄せながらも叶わず、やがて律に惹かれていく凜華。男女・母子の愛が交差する切ないラヴ・ストーリーとなっています。
本作へは、「ストーリーに共感できました」「ストーリーが大好き」「韓国版を観ていたから」などの声が届いています。
ユーザーコメント
「可愛くて、ストーリーもとても良かった」(女性・31歳)
「可愛いから見てるだけで良い」(男性・48歳)
「かわいくて、見ていて癒されるからです」(男性・47歳)
「韓国版も見ていておもしろかったから」(女性・46歳)
6位:『時をかけるな、恋人たち』(7.4%)
『時をかけるな、恋人たち』は2023年、カンテレ制作・フジテレビ系列の「火ドラ★イレブン」枠にて放送されたテレビドラマ。タイムパトロールのお仕事ものと時空を超えたラブストーリーを掛け合わせたSFラブコメディーで、吉岡里帆は主演を務めています。脚本は、ヨーロッパ企画の上田誠が担当しました。
吉岡里帆演じる、令和の時代を生きる広告代理店「アド・アモーレ」のアートディレクター常盤廻(ときわ・めぐ)と、永山瑛太演じる23世紀の未来からやってきたタイムパトロール隊員・井浦翔(いうら・かける)。ある日、翔は特命を受け、廻と一緒に違法なタイムトラベラーを取り締まることになります。
しかし、事はそれだけにとどまらず、やがて廻と翔が時をかけて恋に落ちた恋人同士だったことが判明。「現代人・廻」と「未来人・翔」の禁断の恋が始まります……
コメントでは、「内容も出演者も良かった」「クスッっと笑えて 気楽に観られたドラマ」「吉岡さんのファンなので印象に残っています」「未来人との恋の物語で面白かった」など内容と相まって、吉岡里帆の演技を好感する声が目立ちました。
ユーザーコメント
「吉岡里帆の魅力が全開のドラマ」(男性・46歳)
「ホントにいろんな演技ができる女優」(男性・48歳)
「里帆さんのキャラクターに合っていて、自然体でよかったです」(男性・41歳)
「大好きなヨーロッパ企画とのお仕事、上田誠さんの脚本でめちゃくちゃ面白かった」(男性・47歳)
7位:『世にも奇妙な物語'17秋の特別編 「寺島」』(6.1%)
『世にも奇妙な物語'17秋の特別編 「寺島」』は、フジテレビ系列で1990年から放送されているオムニバステレビドラマ『世にも奇妙な物語』の、2017年秋の特別編です。
峯田和伸演じる、漫画家の山崎。初連載が決まったのですがアシスタントが辞めてしまい、困っていたところ、担当編集者の紹介で、吉岡里帆演じる寺島(てらしま)ひなが現れます。山崎は寺島の美しい横顔に惹かれ、スケッチを始めます。
寺島は恥ずかしがりますが、山崎は手を止めません。そのうち寺島は山崎に、小学生時代の友人だった大後寿々花演じる小林摩子(こばやし・まこ)のことを語り出します……。
本作には「演技も上手だし、ルックスもキュートなので好きです」「演技がとてもうまかったから」「魅力的だから」などのコメントが寄せられています。
ユーザーコメント
「演技の幅が広がった作品であると感じた」(女性・40歳)
「個性的な役で印象に残ったから」(男性・49歳)
「怖い話だけれど、癒された」(女性・49歳)
8位:『健康で文化的な最低限度の生活』(5.7%)
『健康で文化的な最低限度の生活』は、柏木ハルコの同名マンガを原作としたテレビドラマ。2018年、カンテレ制作・フジテレビ系の「火曜21時枠」で放送されました。吉岡里帆は主人公の義経(よしつね)えみるを演じています。
東京都東区役所に就職し、福祉事務所生活課に配属された義経えみる。新人ケースワーカーとして、社会福祉制度に対する知識もないままにハードな現場に立たされ、次々に人の生死に関わる衝撃的な経験をしていきます。
井浦新演じる先輩ケースワーカーの半田明伸(はんだ・あきのぶ)のサポートを受けながら日々奮闘するえみる。やがて、生活保護を受ける人々にはその人なりの人生があることを知ることでケースワーカーとしての自覚を深め、真剣に生活保護受給者たちと向き合うようになっていきます。
ユーザーからは、「新しいタイプのドラマだった」「時代を反映していた」「生活保護について知ることができた」「身近に感じるテーマの作品だった」など作品の内容ともども、その演技を評価する声が聞かれました。
ユーザーコメント
「こんな職員さんがいてほしい」(男性・44歳)
「他の出演者との掛け合いが面白かったから」(男性・31歳)
「地味な役柄を演じておられたので。内容にも興味があった」(女性・46歳)
9位:『警視庁捜査一課9係 season10 第5話「嘘つき女殺人」』(4.1%)
『警視庁捜査一課9係 season10』は、2006年から2017年までテレビ朝日系列で断続的に放送された刑事ドラマシリーズ『警視庁捜査一課9係』の、2015年放送の第10シーズン作品。吉岡里帆は、第5話「嘘つき女殺人」に丸岡若菜(まるおか・わかな)役で出演しています。
アイドルグループ「ピンク・トマト」のセンター・レッドとしてトップの人気を誇る若菜が、「ナイフで襲ってきた男を刺し殺してしまった」と110番通報をしてきます。9係の捜査により、殺された井上広人は、グループでは二番人気の田畑クルミのファンだったことが判明。人気投票でクルミをナンバーワンにするために、広人がは若菜を襲ったのか? すると若菜は正当防衛なのか。果たして、真実は……。
吉岡里帆の、最初期のテレビ出演作となった本作。コメントでは、「とても面白かった」「役柄に合っていると思った」「偶然見る機会ができて、拝見させて頂きました」などの意見が寄せられています。
ユーザーコメント
「いつもと違う役柄で新鮮だった」(女性・47歳)
「彼女の魅力が表現されていたと思う」(男性・48歳)
「演技が上手で、役に入り込んでいたから」(男性・43歳)
10位:『きみが心に棲みついた』(3.7%)
『きみが心に棲みついた』は、天堂きりんの同名のマンガを原作とした、2018年放送のTBSテレビ系のテレビドラマ。吉岡里帆は、本作で連続ドラマ初主演を果たしました。
吉岡里帆演じる小川今日子(おがわ・きょうこ)は、下着メーカーに勤める会社員。子どもの頃から気弱で、自分の意見を押し通せない性格でした。彼女には大学時代から忘れられない男性、向井理演じる星名漣(ほしな・れん)がいましたが、歪んだ性格の彼にトラウマを植え付けられるかたちで関係が終わります。
「ちゃんとした恋愛がしたい」と願う今日子。意を決して合コンで知り合った男に告白し、振られたりしていたある日、忘れられない男・星名漣が転勤によって同僚となります。大学時代と変わらず、今日子の心に棲みつく悪魔のような漣。今日子は再び、彼に心を囚われてしまいます。
ユーザーからは、「とても感動できました」「また観たくなるドラマ」「可愛くて印象に残っている」などの声が届けられました。
ユーザーコメント
「恋愛模様が面白かった」(男性・45歳)
「役柄がかなりハマっていた。ぴったりだった」(男性・47歳)
「役柄によく合った演技ができていて、見入ってしまった」(男性・45歳)
吉岡里帆が出演した作品ランキングのまとめ
2013年にデビューし、すでに10年以上のキャリアを誇る吉岡里帆。キュートなルックスでCMの出演本数も多く、また初期にはグラビアなども展開していたこともあってアイドル的な見方をされることもある彼女ですが、俳優としての実力も非常に高く評価されています。
特に、転機となった作品『カルテット』(2017年)では数々の賞に輝き、知名度が上昇。その後も様々な役柄に挑戦し、演技の幅の広さを印象づけています。
今回のアンケートでも、その演技の見事さに多くの賞賛のコメントが集まりました。今後もますますの活躍が期待される、トップ女優の一人です。
調査時期: 2024年9月2日
調査対象: マイナビニュース会員
調査数: 男女合計401人
調査方法: インターネットログイン式アンケート