小田急江ノ島線片瀬江ノ島駅から徒歩3分、目の前がオーシャンビューのロケーションが最高のお店。
見た感じは居酒屋さん。でも看板は…
ラーメン屋さん?いやいや…
でもやっぱり居酒屋さんでしょうか。
とりあえず店内に入ってみます。
お店の中は、提灯があり居酒屋風でどこか懐かしい雰囲気。カウンター席とテーブル席があり、テーブル席には大人数が座れます。ここは一体何屋さんなのでしょうか。
「ラーメン屋さんからはじまり、湘南に来る方たちが増えて観光客のインバウンドの方やお客様のニーズを考えた時に地元に特化したメニューを増やした中でラーメン屋さんより、居酒屋のテイストがすごく強くなってきたんですね」
そう話すのは『花みずき』のオーナー浅井加奈さん。この場所でお店を約30年間経営しています。移住の方、観光の方、食堂代わりに使っていただく民泊の方のニーズに答えるうちに、いつの間にかにメニューが増えたという。取材中に数えていただいたメニュー数はドリンクも入れるとなんと183種類!
お店の看板料理をご紹介
その中から今回ご紹介するメニューは、私も注文した「江ノ島ラーメン(税込1,298円)」。
こちらは、しらすがのった魚介の塩ラーメンで、どこか懐かしいお味。海の家を思い出します。さらに、しらすをたくさん盛った「しらすメガ盛りラーメン(税込1,485円)」もあり、こちらはSNS映えしそう。ラーメンだけでもとんこつ味噌、とんこつ醤油、激辛な雷神ラーメンや汁なしラーメンなどたくさんの種類があります。
もちろん生シラス丼(税込1,419円)、釜揚げしらす丼(税込1,408円)もあり、セットメニューも豊富に揃っています。その他、江ノ島ならではの菊芋青汁などもおすすめ!とのことでした。
店の歴史
「海の家」のような部分のあるお店で、店内はなんと、水着もOKだそう。江の島では台風や雨の影響で多くのお店が閉まってしまうので、観光客は食べる場所がなくなってしまうそう。しかしそんな時でも、花みずきは営業しており、「花みずきなら開いているからタクシーで行って飲もう」と言って台風の日にでもお客さんが来てくれるといいます。
「台風の夜はうち満席なんですよ。だから天気が悪くても絶対に閉められない店なんです」と語るオーナー。その信念が多くの人に愛される理由のひとつだと感じます。
「うちはそうやってここで生き残ってきて30年間、震災があって、バブルはじけて、リーマンがあって、コロナがあった中で地元のお店ではない、家賃の発生してる店でここまでやれてるのはなかなかないと思います」
これが、タイトルにある『江ノ島の一等地で30年間続けられたワケ』の答えです。
地元の方たちと一緒にずっと歩んできて、普通のラーメン屋さんから居酒屋に変わっていった、花みずき。様々な人々のニーズに幅広く対応するお店として、「居酒屋さん」として今日も江ノ島のお客さんの食を支えています。
基本情報
【江の島らーめん 花みずき】
・住所 神奈川県藤沢市片瀬海岸1-12-17 江ノ島ビュータワー 1F・営業時間 11:30~25:00 (L.O.24:00)・定休日 なし