JTBパブリッシングは19日、東海道新幹線開業60周年を記念し、巻頭特集で東海道新幹線の歴史を振り返る月刊誌「JTB時刻表10月号」(B5判、1,375円)と臨時増刊「JTB時刻表10月号 クラフト模型付き特別版」(B5判、1,705円)を9月20日に発売すると発表した。

  • 通常版の表紙

  • 特別版の表紙

東海道新幹線は1964年10月に東京~新大阪間が開業。2024年10月に60周年を迎える。これを記念し、「JTB時刻表10月号」は通常版に加えて、国鉄時代に運行された100系のクラフト模型を特典に付けた「JTB時刻表10月号クラフト模型付き特別版」を臨時増刊として発売する。

通常版と特別版の違いは付録の有無と表紙。通常版の表紙は東海道新幹線で現在運行している最新のN700Sをメインカットに。対する特別版の表紙は、すでに引退した100系がまだ運行していた1996年当時に撮影した写真を使用した。まったく異なる車両を臨時増刊の表紙にするのは、「JTB時刻表」99年の歴史で今回が初とのこと。

通常版・特別版ともに、巻頭カラーページで開業から現在に至るまでの東海道新幹線の歴史を振り返る特集を掲載。歴代の車両や車内設備などの変遷を当時の貴重な写真で紹介する。JR東海が発売する開業60周年記念グッズと、東海道新幹線のこれからについても触れる。

  • 巻頭特集「東海道新幹線60年の軌跡」

  • 100系のクラフト模型

特別版では、国鉄時代に走った100系をプラスチックとポリプロピレン製のクラフトキットに仕上げている。先頭車両2両と2階建てグリーン車の3両編成で、当時の2階建て車両に付けられたNS(ニュー新幹線)マークも忠実に再現。キットには車両1両分のパーツが組まれたシート(250×160mm)3枚と説明書が含まれる。完成後のサイズは全長560mm、実物の135分の1となる。