インディーゲームパブリッシングブランドの「PLAYISM」は、韓国の個人ゲーム開発者Somi氏が手掛けた『未解決事件は終わらせないといけないから』を9月19日にNintendo Switchで発売した。価格は990円。
『未解決事件は終わらせないといけないから』は、バラバラに散らばった証言をジグソーパズルを完成させるようにつなぎあわせ完成(解決)させる、ユニークなゲームデザインを用いたミステリー推理アドベンチャーゲーム。プレイヤーは12年前に未解決事件となった「犀華ちゃん行方不明事件」を解決させるため、当時事件を担当していた元警部の『清崎蒼』の記憶と関係者の証言を頼りに事件の真相を解き明かす。
清崎元警部から得られる記憶のかけらは誰がいつ話した証言かバラバラになっているため、内容や話し方を読み解き、パズルのピースをはめるように整理。推理によって事件の全容が明らかになるにつれて物語も展開する。用意されているエンディングは2つ。2~3時間のプレイでクリアできるボリューム感だ。
開発者のSomi氏は、法執行に関わる仕事に携わっており、これまで『REPLICA(レプリカ)』、『リーガルダンジョン』、『The Wake』を手掛けている。『未解決事件は終わらせないといけないから』は「開発者としての歩みの締めくくりになるゲームを世に出す」といった覚悟をもって制作に取り組んだ集大成ともいうべき作品だという。
【ストーリー】
2012年2月5日、公園で遊んでいた犀華(せいか)という名の少女が行方不明になった。通報を受けた警察は直ちに少女に関わる人たちへの聞き込みと捜査を始める。
しかし、犯人につながる重要な手がかりや証拠は得られぬまま時だけが過ぎ、解決することなく捜査は打ち切られた。
未解決事件となって12年が経ったある日、「犀華ちゃん行方不明事件」の捜査に関わった清崎蒼元警部の元に若い女性警官が訪ねてくる。彼女はこの未解決事件を再検証し、解決して終わらせるために清崎に協力を求めた。
彼女は清崎の記憶を辿って事件を見直すと、明らかになった事実に衝撃が走った――。事件の関係者は全員嘘をついていた。
なお、2024年9月26日から9月29日まで幕張メッセで行われる「東京ゲームショウ2024(TGS2024)」のインディーゲームコンテスト「センス・オブ・ワンダーナイト 2024(SOWN2024)」ファイナリストにもノミネートしている。
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