ダノンジャパンは2024年9月17日、消費者の腸活の取り組み状況について探るべく、腸活に関する意識調査を実施し、その結果を発表した。同調査は2024年7月20日~7月21日、20~60代の男女600人を対象にインターネットで実施した。
※人口推計:2024年(令和6年)3月確定値より本調査対象者を20-60代の男女7555万6000人と推定。そのうち腸活認知者は83.3%の6296万4148人。さらに腸活認知者のうち、「腸活に興味あり」と回答した73.6%を4634万1699人と算出。その上で、腸活の情報に対し「何が正しいのか分からない」と回答した43.5%を2014万4699人と算出。
20~60代の男女600人に腸活を知っているかどうか尋ねたところ、「どういうものかよく知っている」が22.8%、「どういうものかをなんとなく知っている」が60.5%、「知らない」が16.7%と、計83.3%が「知っている」と回答した。
また、腸活を知っている人に対し、腸活に興味があるかどうかを尋ねたところ、「興味がある」が30.4%、「まあ興味がある」が43.2%、「あまり興味がない」が20.0%、「興味がない」が6.4%と回答し、計73.6%が腸活に興味があることが分かった。さらに、腸活が流行っていると感じるかどうかを尋ねたところ、「とても感じている」が17.6%、「やや感じている」が45.0%、「あまり感じていない」が30.8%、「まったく感じていない」が6.6%と回答し、計62.6%が「腸活が流行っていると感じている」ことが分かった。
そして、「腸活に興味がある」と回答した人に、「腸活に関する情報に対して感じること」を尋ねたところ、1位が「何が正しいのか分からない」(43.5%)、2位が「自分に合ったやり方を見つけにくい」(35.1%)、3位が「どの情報を信じればいいか不安」(33.7%)という結果になった。このように、43.5%が「腸活に興味はあるものの、何が正しいのか分からない」という「腸活迷子」になっていることが明らかになった。
腸活に取り組んでいるかどうか尋ねたところ、「取り組んでいる」が35.6%、「以前は取り組んでいたが今は取り組んでいない」が12.0%、「取り組んでいない」が52.4%であり、約2人に1人にあたる47.6%が腸活経験者ということが分かった。
また、現在腸活を実践している方に、今行っている腸活の取り組みについて不安な点はあるかどうか尋ねたところ、1位は「効果が出ているのかが分からない」(47.8%)、2位は「自分に合っているのかが分からない」(30.9%)、3位は「やり方が合っているのかが分からない」(27.0%)という結果になった、
Q.5で「腸活に以前は取り組んでいたが今は取り組んでいない」と回答した腸活断念者に、腸活に取り組んだ期間を尋ねたところ、1位は「半年~1年未満」(23.3%)、2位は「1ヶ月~3ヶ月未満」(18.3%)、3位は「1年~2年未満」(16.7%)となり、約60%が1年未満で腸活を断念していることが明らかになった。
さらに、また腸活を始めたいかどうか尋ねたところ、「また始めたい」が31.7%、「どちらかといえばまた始めたい」が55.0%、「どちらかといえばあまり始めたくない」が13.3%で、計86.7%に再開意向があることが明らかになった。
そして、腸活断念者の中で、Q.8で「また始めたい」または「どちらかといえばまた始めたい」と腸活の再開意向がある回答をした人に、今取り組んでいない理由を尋ねたところ、「何が正しい方法なのか分からない」、「何が自分に合っているのかが分からない」という回答がそれぞれ28.8%と最も多く、腸活を始めたくても、どうすれば良いか分からない「腸活迷子」の状態に陥っていることが明らかになった。
Q.5で腸活に「取り組んでいない」と回答した人のなかで、腸活に「興味がある」または「まあ興味がある」と回答した計66.8%の方に、腸活を始めない理由を聞いたところ、1位が「何が正しい方法なのか分からない」(37.6%)、2位が「何から始めていいか分からない」(33.3%)、3位が「何が自分に合っているか分からない」(26.7%)という結果になった。この結果からも腸活に対し、分からないことが多く、「腸活迷子」の状態に陥っていることが明らかになった。
Q.5で「取り組んでいる」、「以前は取り組んでいたが今は取り組んでいない」と回答した人に対し、どのような方法で腸活を実践しているか、または実践していたか尋ねたところ、1位「ヨーグルト、キムチ、納豆などの発酵食品を摂る」が81.1%、2位「食物繊維の多い食品を摂る」が60.1%、3位「水をたくさん飲む」が48.3%で、食べ物や飲み物で腸をケアする傾向が明らかになった。
また、「腸活に興味がある」と回答した人に対して、腸活製品に求める要素を尋ねたところ、「必要な栄養素が包括されている」という回答が47.3%に達した。