女優の趣里が主演を務めるカンテレ・フジテレビ系ドラマ『モンスター』(10月14日スタート 毎週月曜22:00~)のポスタービジュアルが、16日に公開された。
■趣里、GP帯連ドラ初主演『モンスター』
趣里にとってGP帯連ドラ初主演となる本作は、“常識”にとらわれず、“感情を排除”して相手と向き合う得体の知れないモンスター弁護士・神波亮子が、時に法が追いついていない令和ならではのさまざまな問題と向き合い、まるでゲームのように法廷闘争に立ち向かう、異色のリーガル・エンターテインメント。『僕の生きる道』『モコミ~彼女ちょっとヘンだけど~』『僕らは奇跡でできている』などを手掛けた橋部敦子氏の脚本によるオリジナルストーリーだ。
■ビジュアルは華やかなティーパーティーをイメージ
このほど公開されたビジュアルは、“モンスター”と化した弁護士たちが集う、ある華やかなティーパーティーをイメージしたデザイン。主人公・亮子(趣里)の優しげで妖艶、何かを企んでいるような眼差しが印象的だが、得体の知れない型破りな“モンスター”によって、お茶会は破壊されている。裁判所のテーブルに見立てられた机はひっかき傷だらけで、ボロボロの果物や紅茶が溢れたティーカップ、雑に置かれたガベルや天秤も。勝負事が好きで、勝ちにこだわる主人公が、まるでゲームのように裁判に挑むことを示唆している。また、衣装の一部が毛皮になっていることや、背景に潜む、“モンスターのあやしい影”は、今作のテーマの一つでもある、誰もが“モンスター”になり得てしまう可能性があるということをファンタジックに表現している。
亮子のかたわらには、彼女を取り巻く2人の弁護士の姿が。東大法学部卒のエリート先輩弁護士・杉浦義弘(=ジェシー)と、失踪中の亮子の父親で、闇の何かとつながる最強弁護士・粒來春明(古田新太)。それぞれの立場と思惑で、亮子と関わる彼らの表情にも注目だ。
■アートディレクター:永瀬由衣氏 コメント
弁護士という仕事を亮子がゲーム感覚でやっているような様子を表現するために、ガベルでクルミが割れていたり、裁判・弁護士のモチーフも入れながら遊び心万歳のお茶会のようなセットを制作して撮影しました。3人それぞれの衣装は一部が毛で覆われており、亮子のモンスターのような爪で机が引っ掻かれていたり、忍び寄る影なども入れながら、「人は誰もがモンスターになり得る」という様子を表現しています。ドラマの世界に引き込まれるような、魅惑的なビジュアルを目指して制作しました。是非ドラマと一緒にお楽しみください。
【編集部MEMO】あらすじ
神波亮子(趣里)は、幼い時に母親を亡くして以来、父親(古田新太)と二人で暮らしてきた。ずば抜けた才能と、裁判傍聴による莫大な知識を備えていた彼女は高校3年生で司法試験に一発合格。しかしその後、父が突然の失踪。亮子はその理由をなぜか追求することはなく、法曹界にも進まず、一人で暮らしてきた。そんな時を経て2024年。彼女はひょんなことから、弁護士として働くことを決め、大草圭子法律事務所へ。ゲーム好きであった彼女は裁判もゲーム感覚で、勝つことは当たり前。勝つためなら手段を選ばず、一見不可解な行動をとったり、相手が目を背けたくなる真実も躊躇することなく突きつける。そして、ハラスメントやルッキズム、生殖医療など、現代が抱えるさまざまな問題にも臆することなく挑み、彼女独自の答えを導き出していく。