世界的なエレクトロニクスショー「IFA 2024」では、Ankerが「Anker」ブランドや、家電ブランドの「Eufy」で大規模なブースを展開していました。同社は例年IFAで新製品を発表していますが、ここではプロジェクターブランド「Nebula」から、“日本でも発売予定”と説明された新製品を紹介します。
最大1,800ANSIルーメンの高輝度で4K動画を楽しめる「Cosmos 4K SE」
Nebulaシリーズの新製品は「Cosmos 4K SE」と「Capsule Air」の2製品。Cosmos 4K SEはDolby Vision対応のボックス型4K(3,840×2,160ドット)スマートプロジェクターで、最大200インチのスクリーンを、LEDに加えレーザー光源も採用したHybridBeam技術により、最大1,800ANSIルーメンという高いコントラストかつ鮮やかな色彩で楽しめるといいます。米国ではすでに1,299.99ドルで販売開始しています。
Google TVやNetflix、Hulu、Prime Videoといった動画配信サービスに標準で対応している点もポイント。外部ドングル不要でこれらのコンテンツを4Kでも楽しめます。スピーカーは15W×2を側面に搭載。
本体サイズは263×165×265mm、重さは約4.5kgで持ち運び用のハンドルも上部に装備。インタフェースはHDMI 2.1(eARC)やHDMI 2.1、USB-A、AUXなどを備え、専用のフロアスタンド(別売、149.99ドル)なども展開します。
“世界最小”のGoogle TV搭載プロジェクター「Capsule Air」
「Capsule Air」は“世界最小”をうたうGoogle TV搭載プロジェクター。前モデルにあたるCapsule 3は日本でも発売しており、同社のモバイルプロジェクターの代表的な存在だといいます。カラーはWhiteとGrayの2種類で、価格は399.99ドル。
注目したいのが専用マウント「snap-on base」の存在です。フックが付いて吊り下げ投影が可能なほか、本体とはマグネットでくっついており、テーブル置きでは最大30度、壁掛けでは最大90度の角度をつけて天井や壁に映像を投影できる設計となっています。
ほかスペック的なところでは、サイズが68×68×140mm、重さが650gで、最大100インチの投影が可能。最大解像度は720p、輝度は150ANSIルーメン。Cosmos 4K SEと同じくNetflix、Hulu、Prime Videoなどの動画配信サービスのコンテンツをドングル不要で楽しめます。
ブース担当者によると、これら新製品は10月に日本で発表する予定とのこと。Nebulaのプロジェクターがもっとも売れている市場は日本だそう。Ankerは国内でも直営店舗「Anker Store」のほか、直販サイトも展開していますが、無視できないのがビックカメラやヨドバシカメラといった量販店で、量販店での引き合いも強いとのことでした。