福岡県福岡市の筥崎宮で、春の博多どんたく・夏の博多祇園山笠とならぶ"博多三大祭り"のひとつ「放生会(ほうじょうや)」が始まりました。今年も9月12日~18日の1週間開催されます。そこで今回は、筥崎宮の公式X(Twitter)(@hakozakigu_offi)より、放生会にまつわる豆知識をご紹介します!

  • 筥崎宮の公式X(Twitter)(@hakozakigu_offi)より

「放生会」とは?

放生会は、福岡市東区にある神社・筥崎宮で1,000年以上続く「万物の生命を慈しみ秋の実りに感謝する」お祭り。毎年9月12日から9月18日まで開催され、1週間にわたり「神幸式」など、様々な神事や神賑わい行事などが行われます。

豆知識その1「ほうじょう"や"」

福岡では放生会を「ほうじょうや」と呼びますが、全国的には「ほうじょうえ」と呼ぶのが一般的だとか。これには諸説あり、博多弁の訛りであるといわれており、夜が賑やかなお祭りなので「放生夜」という意味合いで呼ばれるようになったという説もあるそうです。

豆知識その2「梨も柿も放生会」

博多に残る「梨も柿も放生会」という言葉。これには、梨も柿も放生会の時期から出回り始めるという意味合いがあるそうです。「なーし?(なぜ?)」と聞かれ、答えに困った際に「なーしもかーきも放生会」と言って逃げるという言葉遊びから広まったという説もあるとか。

豆知識その3「放生会と新しょうが」

放生会の名物の1つとされるのが「新しょうが」。なぜ新しょうがなのかは諸説ありますが、箱崎にはしょうが農家が多かったことと、もう1つは、戦国武将・黒田官兵衛の逸話が関係しているとされています。

いかがでしたか? 豆知識を知っておくと、お祭りもより楽しめるかもしれませんね。放生会は1週間続くので、秋の訪れを感じに、皆さんも行ってみてはいかがでしょうか。