近畿日本鉄道は12日、リニューアル工事を進めている京都線小倉駅に関して、上下ホームに京都線の歴史に関するパネル等を展示し、京都線の魅力を感じてもらえるようなリニューアルを施すと発表した。9月21日の工事完成を予定している。

  • FRP造形展示物と近鉄京都線で活躍した18400系のイメージ

小倉駅は10月2日にオープンする「ニンテンドーミュージアム」の最寄り駅。今回のリニューアル工事で、京都方面のホームに京都線の前身である奈良電気鉄道時代の沿線名所図絵(鳥瞰図)のパネルを展示するほか、近鉄特急の車両側面に見立てたポスターギャラリーを壁面に設置する。

大和西大寺方面のホームには、1969(昭和44)年から2000(平成12)年までおもに京都線で活躍した18400系のFRP造形(強化プラスチック)を展示物として設置。車両の中に入って運転士の気分を味わえるという。

  • 奈良電気沿線名所図絵(鳥瞰図)のイメージ

  • 地下道のイメージ

京都方面・大和西大寺方面のホームをつなぐ地下道も改修。京都線に関係する車両をデザイン化したものを並べたグラフィックシートを壁面に貼り付ける。トイレも美装化を行い、電車や京都(宇治)をイメージした絵画を設置する。