地震や台風など、いつ起こるとも分からない自然災害。食料や飲料、防災グッズなどの備えをしている方も多いと思いますが、「トイレ」の備えは大丈夫でしょうか?

そこで今回は、警視庁警備部災害対策課の公式X(@MPD_bousai)から、自宅での「携帯トイレ」の使い方を紹介します。

災害時、食料とともに大切なのがトイレです。トイレを我慢するのは身体に負担なだけでなく精神的にも大きなストレスになります。私は携帯トイレを1日5回×7日分で35回分用意しました。個人差がありますが、我慢せずに済む数を準備しておきましょう。また、使い方も確認しておくとよいですね。
(@MPD_bousaiより引用)

災害時のトイレ事情は本当に切実です。「トイレを我慢する」だけでなく、「トイレに行かなくて済むよう飲食を控える」人も。また、「衛生問題」や「悪臭問題」など、心身ともにさまざまなダメージを受けますが、それを少しでも軽減するべく備えておきたいのが「携帯トイレ」ですよね。

実際に使ったことがある人は少ないと思われますが、警視庁によると、携帯トイレの下にゴミ袋を1枚被せておくのがポイントのようです。これなら、捨てる時に袋の底が濡れずに済むので、衛生的。いざという時にスムーズに使用できるよう、正しい使い方を覚えておきたいですね。

SNSで紹介されると、「多めに備蓄しておくのがいいですね!」「断水時は手が洗えないのでウエットティッシュと消毒液なども一緒に備蓄してます」「被災し断水が続いた時、飲食を我慢している高齢者がけっこういました。携帯トイレ、かなり重要です」「窓のない場所のトイレの場合電気が止まると換気ができないので消臭対策なんかも必要になりますよ!」といった声が。経験者の方は、いろいろと工夫されているよう。

実は筆者も震災経験者。東日本大震災の日は、たまたま湯船いっぱいにお湯を残したままにしていたため、トイレを流すのに暫く困りませんでした。ただ、夏場はシャワーで済ませることも多いですし、常に残り湯があるとは限りませんので、やっぱり簡易トイレは十分に備えておく必要がありそうです。

万が一の時のために、トイレ用品もしっかり備えておきましょう!