ジェイコム九州は9月9日、経済産業省の実施する「フェムテック等サポートサービス実証事業費補助金」の補助を受け、女性の健康プラットフォーム事業に関する実証事業を2025年3月5日まで実施することを発表した。
経済産業省の「フェムテック等サポートサービス実証事業費補助金」は、女性特有の健康課題を企業や社会全体が一体となって共に解決していくにあたり、地域の実情やニーズに応じた形でフェムテックを活用したサポートサービスを届ける実証事業を支援するもの。2024年7月には令和6年度分の採択事業として13事業が発表されており、ジェイコム九州もその中に含まれていた。
このたびジェイコム九州から発表されたのはその実証事業の内容。ジェイコム九州では、「~女性の健康ケアをあたりまえに~ 女性の健康プラットフォーム事業に関する実証事業」として、管理職を対象にしたセミナーの実施およびプラットフォーム構築を行う実証事業を実施するという。
この実証事業では、女性の健康に関する動画や各種情報を集約したプラットフォームを構築し、さらに管理職向けのセミナーを実施することで、管理職の「女性特有の健康課題に関するリテラシー」を向上させることを目指す。そして働く女性がこころとからだの健康を維持しつつ能力を発揮できる環境を整備することが、女性の管理職への昇進意欲の向上、女性特有の健康課題による労働損失および経済損失の抑制につながるとしている。
また、J:COMが提供する遠隔医療サービス「J:COM オンライン診療」の活用で、婦人科通院へへの心理的負担の軽減や場所・時間の制約といった課題解決にも取り組む。さらにコミュニティチャンネル「J:COMチャンネル」で女性の健康に関する情報を扱う特別番組を制作・配信し、すべての女性が自分らしく生きることを応援する。この特別番組は、アプリ「ど・ろーかる」やYouTubeチャンネルから、ジェイコム九州の加入者以外も視聴可能となる。