アカリクは9月9日、博士人材(博士号取得者および博士課程修了者)を同僚に持つ会社員に向けて実施した「同僚から見た博士人材に関する実態調査」の結果を発表した。調査は7月11日〜12日、20代〜30代の111人を対象に行われた。
まず、博士人材を評価しているという人は合わせて96.4%にのぼった。評価している点については、「論理的思考が習慣づいていること」が56.1%、「研究遂行能力が高いこと」が38.3%、「知的好奇心が強いこと」が37.4%となっている。
さらに、同僚の立場から実感する博士人材の良さを感じる場面について聞いてみると、「雑談をするとき」と「情報収集をするとき」の回答が47.7%で最も多く、「人から引き受けたタスクに対応しているとき」が38.3%で次ぐ結果となった。
博士人材と働く上で、今後期待していることとしては、「高度な成果をあげて会社の専門性を高めてくれること」が45.9%で最多となり、以下「プロジェクトのリーダーシップを取ってくれること」が41.4%、「良いアイデアを出してくれること」が36.9%で続いた。
博士人材の同僚が自分よりも先に昇格しそうだと感じたことがあるという人は、87.4%にのぼる。
また、合わせて91.0%が今後も博士人材と仕事をしていきたいと思っている事も分かった。