シャープの「プラズマクラスター」といえば、空気清浄機などに搭載されているイメージがありますが、じつは美容との相性も良い技術です。2023年は「Plasmacluster Beauty」(プラズマクラスター ビューティ)という新ブランドも登場しました。そんなビューティブランドから、今年はプラズマクラスターストレートアイロン「IB-S8000」とプラズマクラスターヘアブラシ「Smoome IB-B1」が登場。いずれも10月24日発売予定で、価格はオープン。市場推定価格はストレートアイロンが28,000円前後、ブラシが11,000円前後です。
風を感じるプラズマクラスターストレートアイロン
注目のストレートアイロンは、見た目は普通のヘアアイロンのよう。ただし、スイッチを入れるとプレート左右にあるスリットから風が吹き出すのが特徴。じつは、この風にプラズマクラスターイオンが含まれているのです。
プラズマクラスターは「水に包まれたイオン」のこと。髪にプラスマクラスターを吹き付けると、髪にうるおいを補給することが可能です。一方、ストレートアイロンは「高温のプレートで髪を挟んでスタイリングする」という特性上、髪が熱による乾燥ダメージを受けやすいというデメリットがあります。そこで、新プラズマクラスター ストレートアイロンは、熱で乾燥しやすくなった髪にプラズマクラスターで保湿し、ヘアアイロン特有の乾燥ダメージを軽減してくれます。
送風機能はスタイリングにも大きなメリットがあります。髪は熱を加えることで形を作りやすくなり、冷やすことでその形を固定します。このため、新プラズマクラスター ストレートアイロンは、加熱した髪に風を当てて温度を素早く下げることでスピーディなスタイリングできるのです。そのうえ、髪の形状を素早く固定することで低温でもしっかりスタイリングが可能に。シャープによると、プレート温度が120℃でも、従来の160℃のプレートと同等のスタイリング力があるそうです。
コンパクトで持ち運びにも便利なプラズマクラスターブラシ
もうひとつの注目製品が、プラズマクラスターヘアブラシ「Smoome IB-B1」(以下、Smoome)。手のひらサイズのコンパクトなカバー付きブラシで、ブラシの中央からプラズマクラスターを放出することで、髪の静電気を抑制しながらブラッシングができます。
Smoomeの魅力は、なんといっても静電気の抑制効果にあります。通常、髪をブラシでとかすと髪はプラスに、ブラシはマイナスに帯電して静電気が起きます。ところが、プラズマクラスターは髪のプラス電気にマイナス、ブラシのマイナス電気にプラスを加えることで静電気を抑えられるのです。静電気は髪が広がったり、もつれや絡み、枝毛、切れ毛の原因にもなるため、プラズマクラスターを当てながら髪をとかせば髪ダメージを減らすことにもつながります。
Smoomeのもうひとつの特徴がブラシのピン形状です。Smoomeには円錐状の太いピンと、先だけが細くなった長短2種類のピンという3つの形状のピンが配置されています。この太さや長さの異なるピンを組み合わせることで、髪のもつれが自然にほどけやすくなり、クシ通りが滑らかになるそうです。
筆者は、自宅でシャープのプラズマクラスター ドライヤーも利用しているため、もともとプラズマクラスターの美髪効果は実感していました。新製品は、そんなもともとの効果に加えて「ヘアアイロンでスタイリングした髪に風を当てて冷やす機能」や「髪の絡まりをほぐれやすくするブラシ形状」など、プラズマクラスターの美髪効果以外の機能も魅力的。これからヘアケアアイテムをグレードアップさせたいと考えている人に、ぜひチェックしてほしい製品といえます。