レバテックは9月5日、就活・採用実態に関する調査の結果を発表した。調査は6月20日〜7月16日、新卒エンジニアの採用担当者120人、2025年卒業予定のエンジニア志望の学生110人を対象にインターネットで行われた。
まず、新卒エンジニア採用を実施している企業のうち、84.2%が「新卒エンジニアの採用に注力している」と回答。
注力する理由としては、「中途の即戦力採用が難しくなっているから」(52.5%)で最も多く、「社内に教育体制が整っているから」(48.5%)と続いている。
25年卒業予定のエンジニアの採用目標人数の達成度について聞いてみると、「下回った」または「下回る予定」と回答したのは全体の35.0%であった。
また、4割弱が「採用目標人数は達成したものの、当初予定していたエントリー目標数を下回った」と回答する結果に。
そして、25年卒の学生に向けて、採用を目的としたインターンを実施した企業は全体の53.3%。採用目的のインターンを実施した企業のうち、9割以上が参加学生に内定を出している事も分かった。
次に、25年卒業予定のエンジニア志望の学生に「インターンへの参加状況」を尋ねたところ、65.5%が「参加した」と回答し、63.9%が参加した企業から内定を「獲得できた」と答えた。
インターンに参加した理由としては、「インターン参加企業で内定を獲得するため」(55.1%)や「業務内容を理解するため」(48.7%)があがった。
企業に対し、25年卒の採用においてのエンジニアの早期退職を防ぐための新たな取り組みについて尋ねたところ、「初任給の引き上げを実施する」が42.5%で最多となった。
以下、「研修期間を十分に設ける」が41.7%、「学生の希望を踏まえて勤務地やエリアの配属を決定する」が35.8%で続いた。