ソニー生命保険は2024年9月5日、「シニアの生活意識調査」の結果を発表した。同調査は2024年8月2日~8月3日の2日間、全国のシニア(50歳~79歳)の男女を対象にインターネットで実施した。
はじめに孫がいるシニア(276人)に、この1年間で、孫のためにどのようなことにお金を使ったか聞いたところ、1位「おこづかい・お年玉・お祝い金」(65.6%)、2位「一緒に外食」(52.9%)、3位「おもちゃ・ゲーム」(38.0%)、4位「一緒に旅行・レジャー」(32.2%)、5位「衣類などファッション用品」(30.4%)となった。
昨年の調査結果と比較すると、「一緒に旅行・レジャー」は2023年22.6%→2024年32.2%と9.6ポイント上昇、「おもちゃ・ゲーム」は2023年32.8%→2024年38.0%と5.2ポイント上昇した。
この1年間で、孫のための出費をしたシニア(247人)に、孫のために使った金額を聞いたところ、平均額は10万4,717円となった。
昨年の調査結果と比較すると、平均額は2023年10万8,134円→2024年10万4,717円と、3,417円減少した。
孫がいるシニア(276人)に、今後、孫とどのようなことをしたいと思うか聞いたところ、1位「外食」(54.3%)、2位「旅行」(50.7%)、3位「会話」(41.7%)、4位「公園で遊ぶ」(30.8%)、5位「ショッピング」(24.6%)となった。外食や旅行など、孫と一緒にお出かけをしたいと思うシニアが多いようだ。
男女別にみると、「旅行」(男性45.3%、女性55.4%)、「会話」(男性35.9%、女性46.6%)、「メッセージアプリ(LINE)でのやりとり」(男性7.0%、女性20.9%)、「料理/お菓子作り」(男性3.9%、女性18.9%)は、男性と比べて女性のほうが10ポイント以上高くなった。
続いてシニアの夫婦観について質問した。
配偶者がいるシニア(692人)に、老後も配偶者と一緒に暮らしたいと思うか聞いたところ、「非常にそう思う」が46.8%、「どちらかといえばそう思う」が38.3%で、合計した『そう思う(計)』は85.1%、「全くそう思わない」が6.2%、「どちらかといえばそう思わない」が8.7%で、合計した『そう思わない(計)』は14.9%だった。
男女別にみると、『そう思う(計)』と回答した人の割合は、男性92.5%、女性77.2%と、女性のほうが15.3ポイント低くなった。夫婦観について、男女間で意識のギャップがみられる結果となった。
生まれ変わっても今の相手(配偶者)と結婚したいと思うか聞いたところ、『そう思う(計)』は61.6%となった。
男女別にみると、『そう思う(計)』と回答した人の割合は、男性では71.6%、女性では50.8%と、女性のほうが20.8ポイント低くなった。
配偶者がいるシニア(692人)に、今後、配偶者とどのようなことをしたいと思うか聞いたところ、1位「旅行」(64.5%)、2位「外食」(51.9%)、3位「会話」(31.8%)、4位「散歩」(29.8%)、5位「ドライブ/ツーリング」(26.3%)となった。
男女別にみると、「旅行」(男性71.0%、女性57.4%)と「ショッピング」(男性32.0%、女性18.6%)は女性と比べて男性のほうが10ポイント以上高くなった。一緒に観光地や景勝地を巡ったり、買い物を楽しんだりしたいと思う男性シニアが多いようだ。