サッポロビールとキリンビールは、日本産のホップ「ソラチエース」の誕生40周年を祝い、「SORACHI BEER GARDEN(ソラチビアガーデン)」を9月7日・8日の2日間、羽田エアポートガーデンにて開催する。

  • 9月7日・8日の2日間限定イベント「SORACHI BEER GARDEN」が開催される

■ソラチエース誕生から40周年

サッポロビールが「サッポロ SORACHI 1984」、キリンビールが「ブルックリン ソラチエース」と両社がソラチエースを使用した商品を2019年に発売したことをきっかけに、同年に初の共同イベントを開催。その後もソラチエース誕生祭として毎年情報発信を行ってきた。

  • 「サッポロ SORACHI 1984」と「ブルックリン ソラチエース」

サッポロビール 新井 健司氏は「今年40周年を迎えるタイミングで、あらためてソラチエースの魅力を伝えて、多くの方に楽しんでいただきたい」とイベント開催の目的について話す。

  • サッポロビール 新井 健司氏

1984年、サッポロビールが「ソラチエース」を開発し、10年後にアメリカに渡る。すぐには日の目を見ず、苦難は続いたそうだが、2002年にアメリカのホップ農家、ダレン・ガメシュ氏により「ソラチエース」は再発見された。その後、2009年にはアメリカで「ブルックリンソラチエース」を発売、2010年には木内酒造から「NIPPONIA」が発売となり、アメリカからヨーロッパまで「ソラチエース」の評判が伝わっていったという。

開催場所を羽田に選んだ背景について、キリンビール 金 惠允氏は「ソラチエースの物語に紐づいていて、日本から世界へ旅たち、世界から帰ってくる場所ということで羽田を選びました」と話す。

  • キリンビール 金 惠允氏

■ソラチエースホップを使用した5社のビールを提供

本イベントでは、ソラチエースホップを使用した5社のビールを楽しむことができる。サッポロビールからは「サッポロ SORACHI 1984」を提供。独自のドライホッピング製法を採用しており、ソラチエースの個性と飽きない味わいを両立したそう。

また、キリンビールからはブルックリン・ブルワリーとの共同出資会社であるブルックリンブルワリー・ジャパンから「ブルックリンソラチエース」を提供。レモングラス・ハーブ・シトラスのような爽やかな香りと明るい余韻が楽しめる。タイ料理やカレーなどスパイシーな食事との相性も抜群だそう。

また、本イベントにあわせてヤッホーブルーイング、木内酒造1823、忽布古丹醸造は、「ソラチエース」を使用した限定ビールを製造。

ヤッホーブルーイングでは、ソラチエースの香りの特長であるココナッツに着目して製造した「上富良野産ソラチエース DDH Hazy Double IPA」を提供。「ココナッツアロマ」を存分に感じることができ、フレーバーフルでありながら飲みやすいビールとなっている。

木内酒造からは、「常陸野ネストビール NIPPONIA 2024」を提供。同社はソラチエースを使い続けて15年。ソラチエースとIBUKIの個性的なホップの香りに加え、自社製麦の国産モルトと酒米を使用しており、バランスよく爽快な後味を実現したという。

忽布古丹醸造からは、上富良野産の「ソラチエース」と「カスケード」、中標津産の大麦モルトを使用した「epitta(エピッタ)2024 -Sorachi Ace IPA-」を提供する。

また、フードは、会場内の飲食店テナントでテイクアウト購入が可能とのこと。

同イベントは、9月7日・8日の2日間限定で、羽田エアポートガーデンで開催される。入場料は無料。

SORACHI BEER GARDEN(ソラチビアガーデン)
開催場所:羽田エアポートガーデン
開催日時:9月7日(土)11:00~20:00(L.O. 19:30)/9月8日(日)11:00~18:00(L.O.17:30)