R&Gは9月4日、「女性の転職事情」についてのアンケート結果を発表した。同アンケートは、2024年7月23日から8月6日の間、10代〜50代の女性340人を対象にインターネットで実施したもの。
はじめに、転職理由について聞いたところ、「人間関係が悪かった」(98人)が最も多い結果に。詳細を尋ねると、「上司のパワハラやモラハラがひどかった」「女性の先輩・同僚との関係性に疲れた」などの意見が集まったという。次いで、2位「仕事量・残業が多い」(54人)、3位「収入面での不満」(36人)と続いた。
「ジョブチェンジ」や「スキルアップ・キャリアアップ」よりも、今の人間関係から逃れることを目的とした人が多いとわかったという。また結婚や出産といったライフステージの変化にともない「残業が多すぎる仕事は困る」と感じている女性も目立つ結果となった。
次に、転職先を決める際に重視したことを質問したところ、「満足できる収入」(73人)が1位に。人間関係を理由に転職した人が多いのに対し、重視したことの1位は「満足できる収入」という結果になった。同社によると「人間関係の良し悪しは入社してみないとわからないため、選ぶときの基準にはしない人が多いのかもしれない」としている。
実際に転職する際に役立ったスキルや資格を聞いたところ、1位は「パソコンスキル・OA関連資格」(59人)であった。多くの会社で必要とされるパソコンスキルや簿記が上位になっているという。
以降、2位「簿記」、3位「前職での経験」、4位「コミュニケーション能力」、5位「英語関連資格・語学力」と続いた。