◆柔道は“一瞬の隙”が命取り
住吉:パリ五輪の個人戦(敗者復活戦に敗れて7位)は悔しかったと思います。頑張ってきたことが一瞬で終わってしまうといいますか。
ウルフ:そうですね。一瞬の隙が命取りなので、ずっと気が抜けない競技にはなりますね。
住吉:負けてしまったときは、敗因を解析されたりするのでしょうか?
ウルフ:もちろんしますが、敗れた直後は考えることができませんでした。ただ、団体戦が2日後にあったので“今、何をするべきか”を考えたときに、やっぱり最後はチームでの戦いなので“みんなでまとまって戦っていかなければいけない”と意識を向けていった感じですね。
住吉:団体戦と個人戦では、何か心境の違いはありますか?
ウルフ:柔道は1対1の戦いなので、やっていることとしては個人戦も団体戦も変わらないのですが、団体戦はつないでいくものなので、戦った選手の頑張りや迫力が次の人に伝わっていくんですね。なので“流れがある”という意味で、団体戦は出場する側としても興奮します。
また、しっかり自分の仕事をして次の選手につなげる。もし自分が(団体戦の)最後の選手になったら、その試合を勝ちきる。というところも意識して試合をするので、そういったところも個人戦とは違うかなと思います。
住吉:日本の選手は、正々堂々とした気持ちのいい勝ち方をする選手が多くて“何だか誇らしいな”と思いながら観ていました。
ウルフ:いやぁ、ありがとうございます(笑)。
<番組概要>
番組名:Blue Ocean
放送日時:毎週月曜~金曜9:00~11:00
パーソナリティ:住吉美紀
番組Webサイト:http://www.tfm.co.jp/bo/