パーク24とUber Japanは9月4日、カーシェアリングサービス「タイムズカー」のカーシェア車両を活用したライドシェアの試験運用を開始した。

  • タイムズ Uber

タクシードライバーの不足やインバウンド需要の急増を背景に、2024年4月から自家用車活用事業としてのライドシェアが限定解禁された。全国の12区域においてタクシーが不足する時間帯に限り、法人タクシー事業者の管理の下に一般ドライバーが有償で利用者を運送することが認められている。

一方で、ライドシェアが解禁されても家庭の事情などで自家用車を使える時間に制約があったり、所有している車が条件に合わなかったりと、ドライバーの確保は十分にできていないという。そこで、自家用車以外での一般ドライバーによるライドシェアが可能なスキームを模索するのが今回の取り組みだ。

試験運用の期間は9月4日~11月30日。タイムズステーション・イトシア(東京都千代田区)に2台の専用車両が配備される。法人タクシー事業者としてはロイヤルリムジンが協力し、営業区域は東京23区・武蔵野市・三鷹市となる。

ライドシェア用車両としての貸出時間以外は通常のカーシェア車両として利用できるという点でも、効率的な運用が期待される。