大正製薬は、全国の男女20~69歳の2500人を対象に、「睡眠に関する調査(2024年)」 を実施した。調査期間は2024年3月22日~23日で、調査手法はクロス・マーケティングであった。そのほか調査概要は下記の通りである。
9月3日は「秋の睡眠の日」。2021年の経済協力開発機構の調査によると、加盟33カ国の中で日本人の平均睡眠時間が最も短いことがわかった。2023年には、厚生労働省が「健康づくりのための睡眠ガイド2023」を公表し、成人の睡眠時間は6時間以上を目安にするなど睡眠に関する指針を示し、国民の睡眠への関心がますます高まっているという。
睡眠の状態について「寝つきが悪い」と回答した人の割合は、男性は20代(46.8%)と30代(49.2%)、女性も20代(52.0%)と30代(48.0%)が他の世代と比較して高い結果となった。また、「寝起きが悪い」 と回答した人の割合は、男性は20代(53.2%)と30代(51.6%)、女性も20代(64.4%)と30代(58.8%)が高い結果となった。男女関係なく、20代と30代の約2人に1人が「寝つきが悪い」、あるいは「寝起きが悪い」と回答する結果となった。
睡眠の状態について「疲れがとれない」と回答した人の割合は、男性が40代(58.8%)と50代(64.4%)、女性は30代(68.4%)と40代(68.8%)が高い結果となった。女性30代と40代の3人に2人以上が「疲れがとれない」と回答する結果となった。
睡眠の状態について「夜中に目が覚める」と回答した人の割合は、男性が50代(64.0%)と60代(66.8%)、女性も50代(62.4%)と60代(68.0%)が高い結果となった。また、「朝早く目が覚める」と回答した人の割合は、男性が50代(68.4%)と60代(68.4%)、女性も50代(60.4%)と60代(63.6%)が高い結果となった。男女関係なく、50代と60代の約3人に2人が「夜中に目が覚める」、あるいは「朝早くに目が覚める」と回答する結果となった。
これらの結果から、各世代の男女が抱える睡眠の悩みは多岐にわたることが明らかになった。一方で、睡眠の質に良いと思うアイテムの中で、現在やっていることについて調査すると、医薬品や飲料、サプリメント、機能性表示食品など”体の中からケアする”睡眠改善のための様々なアプローチを実践していることがわかった。