シャープは9月3日、プラズマクラスター加湿空気清浄機「KI-TX100」「KI-TX75」と、プラズマクラスター空気清浄機「FU-T40」を発表した。室内の汚れを可視化できるディスプレイを備えたのが特徴。加湿フィルターの汚れを自動で落とす機能も備えた。価格はオープンで、9月12日より発売する。店頭予想価格は「KI-TX100」が148,000円前後、「KI-TX75」が97,800円前後、「FU-T40」が42,800円前後。
KI-TX100
「KI-TX100」は、適用面積が約46畳のプラズマクラスター加湿空気清浄機。室内に漂う1リットル当たりの粒子数を独自に算出して見える化でき、本体内蔵の高感度ホコリセンサーでセンシングした空気状況に独自アルゴリズムを掛け合わせ、花粉よりも微小な細菌やタバコの煙(1μm相当)の粒子数を算出する。
加えて、新搭載の「AIモニター」により空気環境を数値と色で見える化。過去30分間の粒子数の変化を表示するなど空気環境を詳細に確認できる。検知した粒子数に応じて11段階で風量を制御する「AI AUTO」モードも新たに搭載。キレイだと判断する基準を従来モデルよりも高め、クリーンルーム規格Class8レベルの空気環境を目指した運転を行う。
清掃を含めたメンテナンス性も向上。新搭載の加湿内部洗浄機能では、加湿トレーにクエン酸と水を入れてボタンを押すだけで加湿フィルターが回転し、自動でクエン酸洗浄を実行する。トレーは、凹凸が少なく清掃しやすい「フラットトレー」となった。
プラズマクラスター機能は、イオン濃度50,000個/立方センチメートル以上の「プラズマクラスターNEXT」に対応。フィルターでは取れない付着ニオイ原因菌の除菌や付着ウイルスの作用抑制速度向上など、高い空気浄化性能が得られる。
そのほかにも、自分好みに運転モードを設定できる「運転カスタマイズ設定」に対応。スマートライフアプリ「COCORO HOME」からAIoTクラウドサービス「COCORO AIR」に接続し、花粉やハウスダストの検知のしやすさや加湿レベルをカスタマイズできる。
加湿空気清浄の主な仕様は、の清浄時間が8畳/8分、加湿適用床面積の目安がプレハブ洋室で~31畳、木造和室で~19畳、最大加湿量が1,100mリットル/h、水タンク容量が約4.3リットル。空気清浄の主な仕様は、最大風量が10立方メートル/分、清浄時間が8畳/6分、空気清浄適用床面積の目安が~46畳。本体サイズはW427×D305×H700mm、重さは約14kg。
KI-TX75
「KI-TX75」は、適用面積が約34畳のプラズマクラスター加湿空気清浄機。グレー系とホワイト系の2色で展開する。機能面は「KI-TX100」とほぼ共通。
加湿空気清浄の主な仕様は、清浄時間が8畳/11分、加湿適用床面積の目安がプレハブ洋室で~25畳、木造和室で~15畳、最大加湿量が900mリットル/h、水タンク容量が約3.2リットル。空気清浄の主な仕様は、最大風量が7.5立方メートル/分、清浄時間が8畳/9分、空気清浄適用床面積の目安が~34畳。本体サイズはW395×D265×H650mm、重さは約12kg。
FU-T40
「FU-T40」は、適用面積が約18畳のコンパクトプラズマクラスター空気清浄機。ホワイト系とグレー系の2色展開となる。本体左右の側面に、集じん/脱臭一体型フィルターを備える「Wフィルター構造」により、コンパクトながら従来モデル「FU-S50」と同等のフィルター吸い込み面積を確保し効率良く空気を送り出す。
プラズマクラスター機能は、イオン濃度7,000個/立方センチメートル以上のプラズマクラスター7000に対応。空気清浄の主な仕様は、最大風量が4.0立方メートル/分、清浄時間が8畳/15分、空気清浄適用床面積の目安が~18畳。本体サイズはW235×D235×H372mm、重さは約3.9kg。