誕生35年目を迎えるキリンビールのフラッグシップブランド『キリン一番搾り生ビール』がリニューアルされ、6月製造品より(全国で順次)新パッケージに切り替わっている。関係者は「35年目の新しい『新・一番搾り』がついに完成しました。中味、パッケージともに進化しています」とアピールする。そして都内では9月2日、放映が開始したばかりの『新・一番搾り』のCMに出演する堤真一さん、鈴木亮平さん、賀来賢人さん、飯豊まりえさんがイベントに登場。撮影秘話を語っている。
■一番搾りがさらに進化
新しい『キリン一番搾り生ビール』は、ホップ配合の見直しと仕込み時の温度変更を実施。バランスの良さはそのままに、より麦のうまみを感じられる、雑味のない味わいに進化している。
イベントでは冒頭、キリンビール マーケティング本部の中村早織氏が挨拶した。「私たちのフラッグシップである『一番搾り』ブランドのパーパス、つまり社会的存在意義は『おいしい好きのすべての人の”今日のよろこび”になる』というものです。今年で発売から35年を迎えますが、一番搾りはさらなる進化を続けています」と中村氏。
そして「ビールって不思議な飲み物ですよね」とすると、以下のように続けた。「人々の輪のなかに美味しいビールがあるとき、『大変だったね』という思いが『楽しかったね』に変換されたり、あるいは美味しいビールがあることで嬉しい気持ちをみんなで共有できたり、そんな効果が生まれます。ビールのある席では、同僚の意外なかわいい一面が見られたり、あまり普段は話さない人とも腹を割って話すことができたり。私たちは、ビールのそんな力を信じています」。
絶対に美味しくなると確信が持てたのでリニューアルを実施した、ほかのブランドで得た知見やノウハウも盛り込んでいる、しっかりした味を求める人にもスッキリした味を好む人にも喜んでもらえる中味になった、と太鼓判を押す中村氏。売上目標については9~12月の四半期で前年同期比+2%を掲げる。「直近の数字も、好調に推移しています。今後とも、市場を上回る水準で成長を実現していきたいと考えています」とし、フラッグシップの売れ行きに期待を寄せた。
■初めて飲んだビールの感動を再現して
このあと、新CMが披露された。「新・一番搾り登場 おいしい」篇では、鈴木亮平さんがメンバーに『新・一番搾り』の感想を「おいしい」以外で表現することを提案。これに対し、堤真一さんは口パクで「おいしい」と繰り返し、全員にツッコまれながらも「これしかないんだって」と弁明する、和気あいあいとした雰囲気の伝わってくるCMに仕上がっている。
そしてCMに出演する堤真一さん、鈴木亮平さん、賀来賢人さん、飯豊まりえさんが登壇した。4人はCM「キリンさん、お願いします!」篇(8月26日放映開始)にて、リニューアルに対する熱い思いも語っている。その内容について、MCからあらためて説明を求められると……?
賀来さんは「キリン一番搾りと言えば、もう定番中の定番。リニューアルによって、あらためて新鮮味が加わることを願いました」、堤さんは「かつて若い頃に、初めて飲んだビールの感動。キリンさんには、あの思い出の再現をお願いしました」と話す。
飯豊さんは「私もビールが大好きな人間です。そこで、日常生活まで楽しくなってしまうようなビールをお願いしました」、鈴木さんは「一番搾りが好きなだけに、実は変わって欲しくない気持ちもありました(笑)。変わるなら変化球ではない、直球の一番搾りで勝負してくれ、とお願いしたんです」。
では実際、リニューアルによって味はどう変化したのだろう? 舞台上で、まるでCM撮影さながらに楽しそうに乾杯する4人。そして満面の笑みを浮かべた。
後半は、キリンビールから4人へのお願い。それぞれに15秒のお題が与えられた。賀来さんには「身体全体を使って『新・一番搾り』をプレゼンしてください」、堤さんには「缶に向かって『新・一番搾り』を絶賛してください」、飯豊さんには「『新・一番搾り』をイメージするポーズをとってください」、鈴木さんには「まだ『新・一番搾り』を知らなかった自分にメッセージを伝えてください」というものだった。
最後に、鈴木さんは「世の中には色んなビールがありますが、やっぱり私の相棒は一番搾り。リニューアルにより、さらに真っ直ぐストレートな一番搾りとなりました」、堤さんは「ついに『新・一番搾り』として完成しました。もともとファンのかたにはもちろん、あまりビールを飲まない人にも満足いただけるビールです。ぜひ、たくさんの人に楽しんでもらえたらと思います」と呼びかけていた。