リンナイは8月30日、「家事分担に関する意識調査」の結果を発表した。同調査は、2024年7月23日~26日の間、全国20~50代既婚男女1,000人を対象にインターネットで実施したもの。
はじめに、家事分担の割合を聞いたところ、「妻7割・夫3割」(18.4%)が最も多い回答に。妻6割以上と回答した割合は、男性が7割(65%)、女性が8割(80%)であった。また、家事に費やす1日当たりの時間を尋ねると、女性の半数が2時間以上という結果に。
パートナーの家事に不満があるかを聞いたところ、回答者の6割(59%)、男女別では女性の7割(72%)が不満を抱えていた。最も多い不満の内容は、女性の回答が「家事を『手伝うもの』と思っていること」、男性の回答が「時間があるのにやろうとしないこと、やり方が気に入らない・雑なこと」だった。
家事分担のルールの有無を聞いたところ、話し合いで決めたルールは4割(35%)、成り行きで決まったルールは5割(52%)あると回答。どちらのルールも、年代が低いほど高くなる傾向にあったという。また、最も多いルールの内容は「家事ごとに分担する」(話し合い62%、成り行き57%)であった。
理想の家事分担を聞くと、最も多い回答は「妻5割・夫5割」(39%)であった。家事分担の現状に関する質問の結果と理想を比べたところ、男性の6割(56%)は現状と同じ割合(現状維持)を、女性の6割(60%)は現状よりも妻の負担を減らす割合を選んだ。
また、家事分担を見直す上で仕事を考慮したいか尋ねると、その結果、6割(62%)が仕事を考慮したいと答え、「仕事の時間や量」(34%)が最も多い回答であった。