三井不動産は8月28日、物流用途に加えオフィス・研究施設等で構成される新産業創造拠点「三井不動産インダストリアルパーク海老名の開発許可を取得した。着工は2025年4月、竣工は2026年6月を予定している。
同施設は、小田急線および相鉄線「海老名駅」から徒歩9分、JR相模線「海老名駅」から徒歩11分と、通勤利便性に優れた場所に立地。圏央道「海老名IC」から約2.8kmと、東名高速道路へのアクセスも良好で物流拠点の集積地に位置する。
物流用途に加え、建物全体の約半分がオフィス・研究施設等のマルチユーススペースで構成。テナント企業の新たな拠点創造を支援する新産業創造拠点となることを目指す。1フロアは約9,000㎡、マルチユーススペースでは約1,000㎡の小割区画に対応。空調・換気設備やフォークリフトも乗り入れ可能で、テナント企業の幅広いニーズに応える。
同施設には、新日本空調が設備業界初の大規模テナント型の研究施設として、4階1フロア(約9,000㎡)に入居する。長野県茅野市の技術開発研究所、および微粒子可視化技術の開発グループであるソリューション事業部を同施設に移転し、新技術開発拠点『SNK BINA Innovation X HIVE』として2027年度初頭に開設予定。
構造材、および内装・仕上げ材の一部には、三井不動産グループが北海道に保有する森林約5,000haの木材の使用を予定している。「植える→育てる→使う」のサイクルを回すことで、持続可能な森林経営による"終わらない森"創りにも貢献する。