JVCケンウッドは、360度撮影対応の前後2カメラドライブレコーダー「DRV-G60CW」を、ケンウッドブランドから9月上旬に発売する。価格はオープンプライス、店頭価格は47,000円前後を見込む。
「DRV-C770R」(2022年発売)の後継製品となる、同社製ドライブレコーダーのミドルレンジ「Gシリーズ」の新機種。前方/左右/車室内の録画に対応するフロントウインドウ用の360度撮影カメラと、後方撮影に対応するリアウインドウ用カメラの2台で構成。幅寄せやあおり運転、車内トラブルなど記録を全方位でサポートする。
容量64GBで耐久性と信頼性を高めた3D NAND型 microSDカードを同梱し、ユーザーの安心感に配慮している点も特徴。さらに公式ECサイト「JVCケンウッドストア」で予約購入すると、64GB microSDカードをもう1枚プレゼントするキャンペーンを実施中。同サイト注文分の発送は9月中旬頃から順次行う予定だ。
両カメラにソニー製の高感度CMOSセンサー「STARVIS」(1/2.8型)を採用した点は従来機種と同様で、さらにJVCケンウッド独自の映像技術と車載技術を用いた「Hi-CLEAR TUNE」(ハイクリアチューン)によって総合的なチューニングを施し、映像性能や機能を強化。夜間やトンネルなども鮮明に録画できるとする。
明暗差の大きなシーンでも白飛びや黒つぶれを抑えて安定した録画を可能にするHDR(ハイダイナミックレンジ)機能も備える。また、前後2カメラの明るさを7段階で調整できる「明るさ調整機能」も備え、リアがスモークガラスでも後方の映像を明るく鮮明に録画できるという。
フロントカメラには2.4型フルカラー液晶画面を備え、録画映像を確認するときは下記の4種類の画面表示モードを切り替えて表示可能。
- 1画面:前方、車内、リアカメラ、左、右(各画面に切り替えて表示)
- 2画面:前方/リアカメラ
- 4画面:前方/左/右/リアカメラ
- パノラマ:パノラマ/リアカメラ
レンズの明るさはフロントがF2、リアがF1.8。解像度はフロントがラウンドモードで1,856×1,856ドット、リアはフルHD/1,920×1,080ドットで、フレームレートはいずれも最高27.5fps(標準モード時)。
録画モードは常時録画/イベント記録/手動録画/駐車録画に対応。2つの「長時間録画モード」が利用でき、容量128GBのmicroSDカードを使って長時間モード2(3.4fps)を選ぶと、最長約50時間録画できる。GPSによる走行ルートの記録にも対応している。
なお、駐車録画するには、別売の車載電源ケーブル「CA-DR100」による電源接続が必要。このケーブルを使うことで、最長24時間タイマー録画ができる「常時監視モード」と、衝撃検知で録画を開始する「衝撃検知録画モード」が利用できる。
本体サイズと重さは、フロントが74×31.2×86.7mm(幅×奥行き×高さ)/139g(SDカード含む)、リアが60×29×25mm(同)/28g。