元プロ野球審判員の坂井遼太郎氏が8月29日、ABEMAのニュース番組『ABEMA Prime』(毎週月~金21:00~)に出演。ビデオ判定による誤審経験談を明かした。
AIなどのテクノロジーをどこまで導入すべきか
8月29日の配信では、スポーツの誤審がたびたび話題となるなか、AIなどのテクノロジーをどこまで導入すべきなのかを議論した。
元プロ野球審判員の坂井氏は「不十分なテクノロジーを導入することは危険が生じると思う」とした上で、自身が経験したビデオ判定による誤審に言及。「僕はファールと判断したが、リクエスト要求があってビデオ判定をした。そこは球団のメイン球場ではなかったため、打球を捉えていたカメラが1つしかなく、さらには画角も良くなかった。僕以外の審判団全員が慎重に見た結果ホームランになったが、試合後に守備側チームが大抗議し、再度協議した結果ファールとなる誤審になった」と明かした。
この話を聞いたEXIT・兼近大樹は「こういうこともあるんだよなぁ……」とポツリ。続けて、「どうしても人間が審判をしていると、『さっきはストライクだったのに、うちのチームだとボールになるな。審判はこのチームが嫌いなのかな?』とか、勝手に思っちゃうこともある(笑)」といい、「また、審判の判定を『間違ってるんじゃないか?』と疑っても、ビデオ判定で審判が正しいことが証明されたら『やっぱり素晴らしい! ごめん!』と手のひらを返して盛り上がったりする。審判の技術も含めて、野球観戦を楽しんでいる部分もありますよね」と話していた。
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【編集部MEMO】
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