お笑い芸人のゆりやんレトリィバァが、6日の放送回をもって、ABCテレビのバラエティ番組『探偵! ナイトスクープ』(毎週金曜23:17~※関西ローカル)を卒業。最後は「長渕剛のハーモニカ」を調査する。

  • 『探偵! ナイトスクープ』より (C)ABCテレビ

■ゆりやん最後の調査は「長渕剛のハーモニカ」

ゆりやんは、渡米のため6日の放送をもって番組を卒業する。最後の調査となる「長渕剛のハーモニカ」は、愛媛県の女性・23歳からの依頼。私の父は、長渕剛の熱烈な大大大ファンだ。23年前、父がライブに行った時、長渕がステージで実際に演奏していた魂のこもったハーモニカを客席に向かって投げ、それを父が奇跡的にキャッチしたそうで、それ以来、袋に入れて大切に誰にも触らせず飾っていた。しかし、現在、大学1年生になった妹が3歳の時に、何とそのハーモニカを吹いてしまったのだ。

父は今でもそのショックから立ち直れていない。そして、当時のことを全く覚えていない妹は、たいへん罪悪感を抱いている。15年経った今でも家族の中では、その話はタブーになっている。私から父に、これまでの感謝を込めて何かできないかと考え、ダメ元で依頼させてもらった。父の人生の宝物であるハーモニカを、長渕に吹き直してもらえないだろうか、という依頼だ。

父はこのハーモニカ事件を封印しているらしいが、実物を見せてもらうと態度は豹変し、長渕愛を爆発させる。すると、「電話するだけしてみますか」と言い出すゆりやん探偵。何やら交渉は成立したようで、依頼者一家は花の東京へ。とある一室で長渕が待っているという。すると、ゆりやん探偵は敬意を表し、角刈りのカツラに例の大胆水着姿で登場。果たして、そこにいたのは長渕だったのか!?

2023年4月14日の放送回から登場、体を張った持ちギャグも駆使しながら、爆笑ネタはもちろん、依頼者に寄り添う温かな探偵ぶりで活躍してきたゆりやん。最後にふさわしい感動のエンディングは必見だ。

【編集部MEMO】
ゆりやんレトリィバァは、1990年11月1日生まれ、奈良県出身。大学4年生の時に、大阪NSC35期生として入学し、お笑いを学ぶ。翌年行われた「NSC大ライブ2013」で優勝を果たし、NSCを首席で卒業。2017年、第47回NHK上方漫才コンテストで優勝。同コンテストを女性ピン芸人が制するのは史上初のことだった。同年12月に行われた「女芸人No.1決定戦 THE W」に出場し、こちらでも映えある第1回の優勝者となる。海外進出を目指し、2019年6月には、アメリカのオーディション番組「アメリカズ・ゴット・タレント」にも出場。2021年には、かねてより挑戦していた『R-1ぐらんぷり』で優勝を果たす。2023年にはラッパーとしてデビューし、Netflixの『極悪女王』(9月19日より配信予定)で主演を務めるなど、お笑い以外の活動でも注目を集めている。