モノグサは、「中学生・高校生の英語力に関する実態調査」の結果を2024年8月28日に発表した。調査は、2024年7月10〜16日の期間、中学校・高等学校の英語科教員117人を対象にインターネットにて実施したもの。
英語学習において、生徒の成績を向上させることが難しいと感じるジャンルを尋ねたところ、「スピーキングの学習」(62.4%)が最も多く、次いで「ライティングの学習」(54.7%)、「リスニングの学習」(46.2%)、「文法学習」(36.8%)、「単語学習」「リーディングの学習」(22.2%)と続いた。
生徒のスピーキング力向上のために、効果的だと感じている取り組みに対し、トップの「例文の記憶」(53.0%)、「授業中にアウトプットする機会を設ける」(48.7%)、「単語の記憶」(40.2%)と続く結果に。
生徒のライティング力向上のために、効果的だと感じている取り組みを尋ねると、最も多かったのが「例文の記憶」(55.6%)で、次いで「単語の記憶」(47.0%)、「授業中にアウトプットする機会を設ける」(42.7%)、と続いた。
英語学習における文法学習の重要度を尋ねたところ、「かなり重要」(62.4%)、「やや重要」(33.3%)を合わせて95.7%が文法学習の重要性を感じていることが判明。
文法学習が重要だと回答した人に理由を尋ねると、「英語学習の基礎となるから」(84.8%)が最も多く、次いで「リーディングやリスニングなどの受信技能の理解力が向上するから」(53.6%)、「ライティングやスピーキングなどの発信技能の理解力が向上するから」(52.7%)と続く結果に。
文法の学習にあたって生じている課題に対し、トップの「学習のモチベーションが低い」(53.8%)に次いで、「生徒の定着度に差が生じてしまう」(53.0%)が、いずれも5割を超えた。
文法学習の中で、生徒が知識を定着しやすいように工夫していることを尋ねたところ、「授業で復習の時間を何度も設けている」「文法を活用しアウトプットする時間を設けている」(44.4%)が同率で1位に。次いで、「小テストを定期的に行っている」(37.6%)、「生徒のレベルに合わせたオリジナル教材の作成」(25.6%)と続いた。