日本ゼオンは8月26日、「夏バテに関するアンケート調査」の結果を発表した。調査は7月25日~30日、20歳〜69歳の男女1,028名を対象にインターネットで行われた。
調査によると、今年の夏は例年よりも暑いと感じる人は75.6%、夏バテを感じた人は69.0%。特に、20代女性ではなんと8割以上(81.0%)が夏バテを感じていることが明らかに。
具体的な夏バテの症状は、「体がだるい」(65.6%)が最も多く、次いで「疲れやすい」(47.7%)、「睡眠の質の低下」(36.5%)という結果に。そのほか、「寝つきが悪い」(34.4%)や「夜中に目が覚める」(31.0%)という人も3割を超えたことから、体のだるさや疲れやすい症状に加えて、「睡眠」への影響も高いことがわかった。
続いて、「今夏の睡眠時間の変化」を尋ねたところ、半数近くが「春頃より短くなった」(45.9%)と回答。最近(今夏)の平均睡眠時間は「5時間以上~6時間未満」(29.8%)や「6時間〜7時間未満」(28.0%)が多く、81.2%もの人が「7時間未満」と、専門家が推奨する睡眠時間に達していないことが明らかに。
また、今年の夏、「睡眠の質の低下を感じている」(68.4%)人は約7割。その理由を聞くと、「夜中に目が覚めるため」(31.0%)、「寝付きが悪いため」(18.2%)、「起床予定の時間よりも早く目が覚めてしまうため」(16.4%)が上位となった。
次に、最近の起床後の「熟睡度」を教えてもらったところ、半数以上(52.8%)が「眠りが浅い」と回答。また、日々の「やる気」についても、半数以上(53.3%)が「やる気が出ない」という。専門家によると、「猛暑は夜間の深部体温低下を阻害することで睡眠の質が下がりやすい傾向がある」という。また、「睡眠の質の低下により、やる気や疲労度について影響が出ている可能性がある」と指摘している。
次に、普段の日焼け対策について聞いたところ、「普段から日焼け対策をしている」人は7割以上(71.7%)に上り、そのうち、「日焼け止めを塗っている」(42.0%)人は4割を超え、特に女性は全年代で8割を超えた。
一方で、日焼け対策をしていない人で夏バテを感じる人は55.7%であるのに対し、日焼け対策をしている人で夏バテを感じる人は74.2%という結果に。日焼け対策をしている人ほど、夏バテを感じる傾向が高いよう。
また、日光浴を積極的に取り入れない人で「夏バテを経験した」人は7割(70.9%)にのぼったの対し、積極的に日光浴を取り入れている人は63.8%(6割程度)に留まり、日光浴を積極的に取り入れている人ほど夏バテを感じにくい傾向にあるよう。
この理由について専門家は、「日光浴で、ビタミンDが生成される、夜間メラトニン分泌につながる、ということは、睡眠の質によい影響を及ぼしていることが示唆される」としている。
※日光浴ナビゲートデバイス&アプリ「LNES」提供、日本ゼオン調べ