子育てセミナー事業を手がけるプレシャスワンは、9月1日「防災の日」に向けた赤ちゃん防災への意識強化を目的として、0歳から2歳の子どもがいる家庭の父母740人を対象に「赤ちゃん防災についてのアンケート」を実施した。
0歳から2歳の子どもがいる家庭の父母740名を対象に「災害のための備えをしていますか?」というアンケートをとったところ、子どもができる前は365人(49.32%)が「備えをしていた」と回答したのに対し、子どもがいる現在は418人(56.49%)が「備えをしている」と回答した。
子どもができたことで災害の備えをしている人が53人(7.17%)増加したという結果に。
子どもができる前、もしくは子どもがいる現在で「災害のための備えをしている」と回答した人を対象に「どのような備えをしていますか? (していましたか?)」という複数回答可のアンケートを行ったところ、下記グラフのような結果となった。
「食料や必要なものを自宅で備えている」という回答が、子どもができる前から防災対策をしていた人で365人中262人(71.78%)、子どもがいる現在防災対策をしていると回答した人で418人中343人(82.06%)とどちらも最多だった。
次いで、「避難所にどのくらいの備蓄があるかを確認している」が、子どもができる前で365人中145人(39.73%)、子どもがいる現在で418人中136人(32.53%)。
「地域の講習会や保護者会で情報収取している」が、子どもができる前で365人中75人(20.55%)、子どもがいる現在で418人中76人(18.18%)という結果となった。
調査対象740人に「子どもができる前と後で意識や行動は変わりましたか? 」というアンケートをとったところ、「意識も行動も変わった」が252人(34.05%)、「意識は変わったが行動までは変えられていない」が253人(34.19%)、「とくに変わっていない」が235人(31.76%)で、ほぼ同率という結果になりました。
前述のテータでは「子どもができる前から十分に備えをしていたので意識にも行動にも変化がない」という人も含まれているため、次に「現在まだ備えをしていない」と回答した322人に絞って「子どもができる前と後で意識や行動は変わりましたか? 」というアンケートのデータを集計。
すると「とくに変わっていない」が196人(60.87%)で最多となり、次いで「意識は変わったが行動までは変えられていない」が114人(35.40%)、「意識も行動も変わった」が12人(3.73%)という結果になった。
つまり今回の調査対象者全体の740人中196人、4人に1人以上となる26.49%が「現在備えをしておらず、かつ子どもができても防災意識に変化がなかった」と回答している。
ちなみに「現在まだ備えをしていないが意識も行動も変わった」と回答した12人(3.73%)については、子どもをきっかけに意識や行動に変化はあったものの、現状十分な防災には至っていないのだと読み取れる。