アイドルグループ・SixTONESのジェシーと俳優の古田新太が、女優の趣里が主演を務めるカンテレ・フジテレビ系ドラマ『モンスター』(毎週月曜22:00~)に出演することが31日に明らかになった。

  • 左からジェシー、趣里、古田新太=カンテレ提供

■趣里、GP帯連ドラ初主演『モンスター』

趣里にとってGP帯連ドラ初主演となる本作は、“常識”にとらわれず、“感情を排除”して相手と向き合う得体の知れないモンスター弁護士・神波亮子が、時に法が追いついていない令和ならではのさまざまな問題と向き合い、まるでゲームのように法廷闘争に立ち向かう、異色のリーガル・エンターテインメント。『僕の生きる道』『モコミ~彼女ちょっとヘンだけど~』『僕らは奇跡でできている』などを手掛けた橋部敦子氏の脚本によるオリジナルストーリーだ。

■ジェシー、東大卒・3年目の若手弁護士に

ジェシーが演じるのは、亮子が入所する大草圭子法律事務所に所属する3年目の若手弁護士・杉浦義弘。素直で真面目で努力家な彼はその勤勉さで東大法学部を卒業し、“お勉強”は得意で、その上容姿も整っていることからプライドも高い。弁護士の先輩として、亮子に常識を教えてあげようとするが、亮子は聞く耳を持たず、逆にその圧倒的な行動力と突破力に、振り回されてしまう。

SixTONESのメンバーとして活躍しながら、2022年にはドラマ『最初はパー』(テレビ朝日系)で地上波連続ドラマ単独初主演を務め、近年は俳優としても活躍の場を広げているジェシー。昨年は、劇場版『TOKYO MER~走る緊急救命室~』や主演ミュージカル『ビートルジュース』など、話題作への出演が続いている。

■古田新太、趣里演じる亮子の父親に

古田が演じるのは、趣里演じる亮子の父親・粒来春明。どんな依頼人からのどんな依頼もNOを言わずに引き受け、淡々と勝利へ導く負けなしの弁護士だ。妻を亡くし、その後は2人で暮らしていたが、亮子が高校3年生の頃、突然姿を消した。その後、亮子と接触することがないまま、10年以上が経過。亮子が弁護士になったのと時を同じくして、春明はある闇の世界に身を潜めていた。なぜ春明は姿を消したのか。この父と娘には、他人には理解し難い不思議な親子関係があって……。

『劇団☆新感線』の看板俳優として約40年にもわたって活躍を続け、どんな作品、どんな役柄でも、常に鮮烈な個性と存在感を放つ古田新太。演劇界を代表する演出家・脚本家たちからの信頼も厚く、多彩な役を演じてきた。近年も舞台『パラサイト』『天號星』(23年)、ドラマ『不適切にもほどがある!』『となりのナースエイド』(24年)、映画『ヴィレッジ』(23年)『サイレントラブ』(24年)など出演作品が途切れることがなく、『劇団☆新感線』44周年興行・夏秋公演でも活躍中という多忙ぶりを見せている。

■ジェシー(SixTONES)コメント

最初にお話を聞いたときは、うれしいのと同時に、キャスティングミスじゃないかと思いました。弁護士=堅い職業のイメージがあるので、僕とかけ離れすぎているんじゃないかなと。演じる杉浦は、エリート弁護士であり、自分を曲げない、プライドの高い人。趣里さん演じる亮子とコンビを組み、亮子に振り回される役です。弁護士は、専門用語のセリフが多く、初めての弁護士役ということもあり、挑戦ではありますが、良い経験になるなと思っています。杉浦は、自分の立ち位置がどこなのか迷い悩むこともあり、どう杉浦が成長していくのか、僕自身も楽しみです。1話完結ドラマで、視聴者の皆さんも入りやすいと思います。今の時代だからこそのディープな題材も扱いますが、ポップさもある見どころたくさんのドラマです。楽しんでいただけるよう、全力でがんばります。

■古田新太 コメント

オファーを受けた時は、「あ、カンテレか! カンテレ久しぶりだな!」と、思いました。嫌われては、なかったんだなと。ありがとうございます! ただ弁護士と聞いて……弁護士と医者はねホント、大変です。あああ……弁護士かと思ったけど、主演は趣里か……そうか、「趣里と一緒にやりたいな」と思ったんです。趣里ちゃんは、とっても真面目。オイラがついふざけてしまうタイプなので、真面目な人がいいんです。自分と同じようなタイプばかりだと飽きちゃうんで。少し前も映画でご一緒して、実直にお芝居をする女優さんというイメージがあります。そしてチャーミングで、ご一緒すると楽しいです。これまでの共演では敵対する役が多かったので、お父さん役は初めて。“モンスター父娘”の複雑な親子関係が、今からとても楽しみです。あと共演のジェシーくん。あんな綺麗な男の子と、どう付き合えばいいの? あ、そうか、趣里とジェシ―を“三茶”に連れて行けばいいのか……天ぷら屋、もつ焼き屋か……。ぜひ、3人で飲みたいですね!

【編集部MEMO】
橋部敦子氏の脚本×カンテレドラマは、『僕の生きる道』、『僕と彼女と彼女の生きる道』、『僕の歩く道』、『僕らは奇跡でできている』に続き、5作目となる。