9月16日は敬老の日。お仕事にプライベートに、アクティブに活動するシニア層の方にプレゼントを贈る際、電動アシスト自転車を選ぶ方もいるでしょう。
今回マイナビニュースでは、60代以上で電動アシスト自転車を利用している・利用したことのあるマイナビニュース会員174人に、電動アシスト自転車のある生活のリアルな声を聞きました。また、記事の後半では、アクティブシニアにオススメの電動アシスト自転車をご紹介します。
60代以上の電動アシスト自転車ユーザー、リアルな声は?
まず最初に聞いたのは「電動アシスト自転車を購入して良かったと思いますか?」という質問。電動アシスト自転車は決して安価ではないですし、日々のバッテリーの充電やメンテナンスも必要です。購入したり贈っても、いざ乗ってみたら微妙でお蔵入りになってしまったり、買わなきゃよかったと後悔するのは勿体ないもの。皆さんの反応はどうだったのでしょうか。
この回答には、90%の方が「購入して良かった」と回答。購入後に満足した方は多いようです。実際に「良かったと思う理由」と、「良くないと思った理由」をそれぞれ見ていきましょう。
「購入して良かったと思う」ユーザーコメント
- 移動が楽になった(60代男性/千葉県/その他)
- 活動範囲が広がったのでアクティブになったと思う。遠くの安いスーパーにも行けるようになった。(60代女性/大阪府/その他)
- 丘陵地帯に住んでいます。徒歩に比べ、行動範囲が広がりました。前、後ろにカゴを付けています。買い物が沢山出来ます。(60代男性/神奈川県/その他メーカー)
「購入して良かったとは思わない」ユーザ―コメント
- 日常生活では自動車の方が利用頻度が高く、雨の日や暑い日、寒い日などは自転車は出番がなかった。(60代男性/静岡県/その他)
- 結局積載量や移動に要する時間から軽自動車に回帰した。(60代男性/奈良県/その他)
- バッテリーを2回盗まれ、その後 電動自転車ごと盗まれた。駐輪場がマンション内なので目が届かないため防犯対策が難しい。それ以降は買い直すことをしなかった。(60代男性/奈良県/その他)
「購入して良かったと思う」と回答した方から圧倒的に多かったコメントが「移動が楽になった」という意見。活動範囲が広がってよりアクティブになったと、ポジティブな意見が多数寄せられました。一方「購入して良かったとは思わない」と回答した方からの意見は、「自動車のほうが利用頻度が高かった」「移動距離や積載量に合わなかった」と普段の生活にフィットしない理由や、防犯面のトラブルが起きた、という理由が挙げられました。購入前に利用するイメージをしっかりと持ったり、二重ロックや屋内保管など防犯対策も考えたいものです。
アンケートのコメントでは「行動範囲が広がった」という声もありますが、実際に52%の方が「外出回数が増えた」、68%の方が「行動範囲が広がった」と回答されています。坂道や長距離も走りやすい電動アシスト自転車を購入したことで、よりアクティブな生活を送る方は多い様子。
なお、外出の目的を聞くと、最も多かった回答が「買い物」、ついで「健康・運動」のため、「通院」「通勤・通学」「習い事・趣味」と続きます。特に買い物は「荷物が重くても苦にならない」「坂道の負担が軽い」「遠くの安いスーパーに行ける」と、日々の生活に欠かせない行動だからこそ、実感しやすのかもしれません。
アクティブシニア層の電動アシスト自転車、購入の決め手は?
では、電動アシスト自転車を購入する際、どのような点を重視する方が多いのでしょうか。「価格以外で重視したこと」を聞いてみました。
最も多く挙げられた理由は「走行距離(バッテリーの容量)」、次いで「乗り心地・走りやすさ」「メーカーの信頼性」「安全性の高さ」を重視されています。電動アシスト自転車に乗っている時、バッテリーが切れてしまうのは致命的。充電の手間を減らすため、バッテリーの容量は注意したいポイントです。また、安全・安心に乗るために「メーカーの信頼性」「安全性の高さ」は必ずチェックしておきたいですね。
アクティブシニアに贈りたい電動アシスト自転車3選
毎日の移動を助けてくれる電動アシスト自転車のなかでも、シニアにも乗りやすい機能を備えた製品もあります。国内メーカー3社の手掛ける電動アシスト自転車より、おすすめの製品をご紹介します。
「ラクット 20/24インチ」(ブリヂストンサイクル)
ブリヂストンサイクルの「ラクット」シリーズは、小柄な方や自転車にまたぎづらさを感じる方にも乗りやすい仕様の電動アシスト自転車。20インチと24インチの2サイズで展開されています。
141cmの方でも両足がぺたんと地面に着き(20インチの場合)、フレームの高さが低いこと、また浅いヒザ角度でこげるペダルと、足元まわりの不安を解決する機能は嬉しいポイント。前輪はモーター、後輪は人の漕ぐ力で駆動するパワフルな両輪駆動や、走りながら自動充電する機能など、ブリヂストンの電動アシスト自転車ならではの機能も備わった一台です。
「PAS SION-U」(ヤマハ発動機)
ヤマハ発動機の電動アシスト自転車「PAS SION-U(パス シオンユー)」は、いくつになっても外出を楽しみたい方をメインターゲットとした「扱いやすい」「わかりやすい」機能が特徴のモデルです(20型と24型で展開)。
軽量でコンパクトな車体、またぎやすい「低床U型フレーム」、テコの原理で軽くスタンドを掛けられる「軽量かるっこスタンド」など、扱いやすい機能が充実した一台です。またハンドルについた「液晶かんたんスイッチ」は、大きな文字やボタンで見やすく操作しやすいところもポイント。
2024年モデルでは、コンパクトで使いやすく、容量が30%アップした新型バッテリーと、小型充電器を新たに採用。充電頻度がこれまでよりも少なく済むことも便利そうです。
「ビビ・L・20・押し歩き」(パナソニック サイクルテック)
パナソニック サイクルテックの電動アシスト自転車「ビビ・L・20・押し歩き」は、上り坂や荷物を運ぶ時など、押し歩き状態に合わせたアシスト機能が搭載されたモデルです。
歩道橋や駐輪場のスロープなどの斜面や、人通りの多い商店街などで電動アシスト自転車を押し歩く際、重たいと動かしづらいもの。押し歩きモードはそんな時にサポートしてくれる機能です。また、アシストの力強さはそのままに、大幅に軽量化した「カルパワードライブユニット」や、指が届きやすい場所にボタンを配置している「液晶スイッチ5W」など、ユーザーの使い勝手が考えられた機能も多数搭載されています。
気軽に外出をすることができ、移動距離が広がることで、よりアクティブな生活の相棒になってくれそうな電動アシスト自転車。敬老の日に向けて、大切な人のプレゼントの選択肢のひとつに挙げてみてはいかがでしょうか。
調査時期:2024年7月5日
調査対象: マイナビニュース会員
調査数: 男女合計174人
調査方法:インターネットログイン式アンケート