現在ドラマ『タカラのびいどろ』(BS朝日)や『南くんが恋人!?』(テレビ朝日)に出演するなど俳優として活躍する岩瀬洋志が、ファースト写真集『LYRE』(講談社)を9月3日に発売する。ドラマ『新空港占拠』に猿/丹波直樹役で出演した際、仮面を取った姿が「イケメンすぎる」と大いに話題になった岩瀬。「この仕事をするようになったとき、いつか出したいと思っていた」という写真集への思いや、俳優としての野望を聞いた。
北海道の大自然と東京、横浜で行われた撮影。岩瀬自身、芸能の仕事を開始したときから「いつか出したいと思っていた」という写真集。企画を含め、岩瀬がやりたいと思ったことが存分に詰まっているという。
これまで被写体として立つことは多かったが「基本的にクールな写真ばかりだった」というように、圧倒的なビジュアルを活かした写真が多かった。しかし本写真集では「ナチュラルに、自然な岩瀬洋志も見せることができたらいいなと思いました」とコンセプトを語る。
重視したのは距離感で、少しでもファンとの距離が近くなるようなシチュエーションを意識。自然体で飾らない岩瀬の表情が数多く収められている。
肉体を披露しているカットもある。岩瀬自身、日々トレーニングは欠かさないという。「この世界に入ったときから続けています。運動をしなくなるとどうなるか……というのは身をもって体験しているので、やり続けた方がいいと思ってやっています」。
味のあるカットが並ぶが「海のシーンは暴風雨で大変でした」と裏話を披露すると「でも逆に良い写真が撮れたと思います」と逆境が良かったと語る。北海道ロケでは食も堪能したようで「どれもおいしかったですが、旭川ラーメンは特に絶品でした」と笑顔で語った。
俳優業にやりがい 『南くんが恋人!?』では三枚目の役に挑戦
岩瀬が芸能界に入ったきっかけは、高校生のときにSNSにアップされた動画。岩瀬は「そこから動画が話題になり、声を掛けていただいたんです」と振り返り、「こういうお仕事をさせていただくなかで、少しずつ表現することへの興味が湧いてきました」と語る。
ドラマの撮影は時間も不規則で、長期にわたることもある。それでも岩瀬は「もちろんきついなと思うこともありますが、楽しいんです。それってお芝居が好きだからだと思うんです」と自身にとっては大切な仕事になっているという。
現在、『タカラのびいどろ』と『南くんが恋人!?』と1クールで2本の連続ドラマに出演している岩瀬。出演作も順調に重ねているが、いまちょうど悩んでいるという。
「『南くんが恋人!?』では、江藤という役を演じているのですが、三枚目の役なんです。これまでは『タカラのびいどろ』など、二枚目の役が多くて、僕にとっては初めてのキャラクターでした。表面上の明るさはもちろん、内側に抱えているものをどう表現するのか……というのがいまの僕の課題です」。
しかし難しいからこそ、やりがいもある。いまでもどんなに撮影が立て込んでいても、必ずトレーニングや演技の稽古には足を運んでいるという。それだけ芝居には魅力がある。
「いろいろな役を演じることで、さまざまな感情に触れることができる。そんな仕事ってなかなくて、すごく恵まれているなと思います」。