アットテーブルは8月27日、キャリア・マムと協業で実施した「調理負担」に関する意識調査の結果を発表した。調査は2024年5月7日~5月20日、全国の45歳~64歳の女性300人を対象にインターネットで行われた。

朝食や夕食を「ほぼ毎日」調理している人は70%以上

  • あなたは現在、3食それぞれについて1週間でどの程度ご自身で調理をしていますか

家族のため、自分自身のため、7割以上が朝食、夕食を調理していると回答した。一方で、有職者が多い分昼食を調理している人は半数以下という結果に。勤務先や外出先で済ませている人も多いようだ。

老後の調理頻度「今より自分で調理する回数を減らしたい」が41.3%

  • ご自身で調理をするということについて、老後の調理に対する考え方として最もあてはまるものをお選びください(全体)

  • ご自身で調理をするということについて、老後の調理に対する考え方として最もあてはまるものをお選びください(年代別)

老後の調理に対する考え方を尋ねたところ、「今と同じくらいの頻度や回数で自分で調理したい」が半数を占めた。「今より自分で調理する回数を減らしたい」という回答が4割強、50歳以上では65%になっており、年齢があがるとともに、徐々に自分で調理する回数を減らしていきたい意向も見える。

「調理定年」言葉の認知は全体の23%

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自分自身で調理をすることに対して「手作り主義をほどほどにして外食やテイクアウト、お惣菜などを上手く取り入れて必要な栄養を摂る・準備する」ことを「調理定年」と言われているが、この言葉に関しては「言葉自体をはじめて聞いた」という人が77%、「言葉を知っている人」(「言葉やその意味まで知っているが、具体的に何か行動をしているわけではない」、「言葉自体は聞いたことがあったが、意味はよく知らなかった」)は19.3%と、「調理定年」と言う言葉がまだ浸透してきれていない結果となった。

「調理定年」と言う言葉を知っている人の内訳を見ると、「言葉やその意味まで知っており、調理についての対策を始めたりパートナーとコミュニケーションをしている」が3.7%、「言葉やその意味まで知っているが、具体的に何か行動をしているわけではない」と具体的な行動まではと言う人が12.3%、「言葉自体は聞いたことがあったが、意味はよく知らなかった」が7.0%と言う結果となった。

一方で年齢別の内訳を見て見ると、「言葉やその意味まで知っており、調理についての対策を始めたりパートナーとコミュニケーションをしている」人は50歳以上で81%とかなり高くなっており、実際に夫やパートナーが退職したり、子供が成人した家庭では、徐々に自身の調理負担を減らす「調理定年」を考える傾向が高まっているようだ。

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